客員教授

客員教授

仲村 清司

略歴

 東京で書籍・雑誌の編集者を経て、1996年に『沖縄が独立する日』(夏目書房)を出版。

 同年、那覇市に移り住み、その後、エッセイや旅行記などを地元紙などに発表。

 『爆笑、沖縄移住計画』(夏目書房)が単著としてのデビュー作。同作品が2004年に『住まなきゃわからない沖縄』(新潮文庫)に改題された後、テレビ・ラジオ番組、ブログなどを通して、沖縄のポップカルチャーを発信する。

 2000年以降は琉球の大交易時代の足跡、泡盛の源流をたどるため韓国・台湾・タイなどを取材訪問する。

 2003より沖縄大学・人文学部国際コミュニケーション学科の非常勤講師。

 2010年に上梓した『ほんとうは怖い沖縄』(新潮社)は沖縄の精神風土に光を当てた異色の作品として各種メディアに取り上げられた。

 2011年、それまでのライトエッセイから琉球史や沖縄問題の分野に執筆活動の裾野を広げ、新聞紙上で評論活動を開始。現在では戦後沖縄史、土着信仰、基地問題に関する研究活動やトークイベントを展開している。

 2014年には愛猫と野良猫たちの交流を綴った『島猫と歩く那覇スージぐゎー』(双葉社)を発表。同作品は中国での翻訳出版およびコミックエッセイ化が決定している。

高良 勉

研究活動
  1. 1)1978年~2009年
    私は、1978年から定年退職するまで主に県立高校の理科(化学)の教諭を勤めてきた。県立沖縄ろう学校から、泊高校定時制、小禄高校、普天間高校、南風原高校、南部商業高校と歴任してきた。特別支援学校から始まって、定時制高校、全日制高校、職業専門学校と、全ての種類の高等教育機関の現場で教える体験をした。そして、理科教育を行いながら琉球弧の自然環境を研究し、その保護活動について学び実践してきた。
  2. 2)詩人・文学者として
    一方、私は夜の時間を活用して詩・文学を研究し創作・発表してきた。これらの作品は「詩集」や「評論集」として刊行されている。沖縄で詩・文学を創作、研究するためには、その作品の内容や背景となる琉球弧の自然と歴史や文化を深く研究し理解しなければならない。私は、その姿勢で琉球弧の自然や歴史、文化を学んできた。
  3. 3)1997年~2001年

佐久本 嗣男

活動

文部科学大臣スポーツ指導者功労賞受賞 、日本オリンピック委員会強化スタッフコーチ(94~)

全日本空手道連盟ナショナルチームコーチ(08~)、全日本空手道連盟公認8段範士、沖縄県空手道連盟公認9段

戦歴

世界空手道選手権大会個人形優勝3連覇

(第7回1984年オランダ、第8回1986年オーストラリア、第9回1988年エジプト)

ワールドゲームズ個人形優勝2連覇(第2回1985年イギリス、第3回1989年ドイツ)

ワールドカップ個人形優勝2連覇(第2回1986年ハンガリー、第3回1989年ハンガリー)

アジア太平洋空手道選手権個人形優勝3連覇

(第5回1984年日本、第6回1986年マレーシア、第7回1988年インドネシア)

国民体育大会個人形優勝(第40回1985年鳥取県)

全国教職員空手道大会個人形優勝(1982年東京都)

全日本実業団空手道選手権大会個人形優勝(第15回1996年、日本武道館)

※ワールドゲームズ空手部門・形競技において7連覇の偉業を成し遂げており、この記録はギネスブックに認定されている。

小林 武

研究活動

 私は、大学院における研究活動を、憲法訴訟をテーマにしてスタートさせました。憲法訴訟(憲法裁判)の制度は各国で異なりますが、スイスは、アメリカが典型である司法審査制にも、ドイツやオーストリアの大陸型の憲法裁判制にも属さない、独自の憲法訴訟制度をもっており、小国の制度ながら注目すべきものであると、従前から、日本の学界でも認識されていました。ただ、その研究はほとんどなされていませんでした。日本はアメリカ型の司法審査制を採用していますが、その在り方についてより深く追究するためにも、このスイスの制度の特質を解明する必要があると考え、それにとりくんだわけです。法学博士号の学位も、現代スイス憲法の研究で取得しました。

 憲法訴訟とならんで、地方自治についても強い関心をもちました。生まれ、育ち、大学院を修了するまで住んだ京都。そして、南山大学・愛知大学に勤務して住んだ名古屋。こうした地域に脚を踏まえて憲法を考えることは、必然的に、地方自治に目を向けることになります。私の場合、憲法の側からの地方自治法学への接近です。沖縄に移住して、自治・自立の課題を、より強くわがこととして意識しています。

我部 政男

略歴

 我部政男氏は、日本史学(近代日本政治史)を専攻され、琉球大学法文学部及び短期大学部・並びに本学法経学部において日本政治史や政治学の教鞭を執られた後、1991年より山梨学院大学法学部政治行政学科教授(現在は山梨学院大学名誉教授)として日本政治史のほか多くの教科を担当し、また首都圏内(早稲田大学大学院、東京女子大学大学院、日本女子大学大学院、慶応大学、立教大学、法政大学)の多くの大学で講師を勤めました。

 氏は近代日本政治史に関する多くの著作・論文及び史料集等を発表されていますが、琉球処分や沖縄戦など沖縄近現代史に関する著作も多く、この分野での資料の発掘と整理に今後更に精力的に取り組もうとの意向を強くお持ちです。そうした取り組みを進めるに当たり、沖縄大学と協力をしながら進めていきたいとの考えをお持ちで、そのことは「地域に根ざす大学」を基本理念とする本学にとっても、有意義なことだと確信します。

著書

 我部氏は、四十余年にわたる研究者生活において、三十以上もの単編・共編著書、学術論文や史料紹介活動は五十点を超えます。代表的なものだけでも下記のように多くの著作・作品があります。

加藤 祐三

教育についての考え方

 学生あっての大学であるから、教育機関である大学は学生によい教育を行うこと、すなわち教員がよい授業を行うことが大切である。

 よい教育を目指して私は以下のように授業を行っている。まず、学生の予備知識や理解力を点検し、それに合わせた授業計画を組む。小さくてもいいから毎回感動を与えるような内容を含んだ授業に務める。興味を持ちやすいように日常生活に関連のあるテーマを選び、地球科学的な事件が発生したときは速やかに取り上げる。理解を助けるため映像を見せたりサンプルの観察をしてもらう。毎回授業の最後にその日の授業をどのように理解しどのような感想を持ったかを書いてもらい、授業改善の資料とする。出た質問には次回の冒頭で答える。

 授業の目標は理科嫌いの解消である。沖縄大学は文系学科だけなので理科嫌いの諸君の割合が多い。しかし理科は知らなければ損をするし、知っていれば役に立つ。このことを実例で示し、理科の面白さを知ってもらうようにしている。

緒方 修

研究活動

最近はもっぱらゼミ生と一緒にヴィデオオンデマンドの教材づくり。

沖大全教員の動画プロフィール作成、「沖縄・世界遺産巡り」サイバー講座教材作成など。

教育活動

 メディアで働きたい人向けに、特訓中。毎週800 字の小論文を作成して、新聞社、テレビ局、映像制作会社に就職し、バリバリ働いている実例あり。努力した人は必ず見返りがあるよ。

 早稲田大学オープン教育センター講師。「東アジア文化論」を遠隔授業で講義中。

所属学会

華僑・華人学会、サイエンス映像学会、日本広報学会、戦略研究学会

学内活動

地域研究所所長として超多忙(タボー)、おかげでメタボです。

学外活動

メディア活動奨励委員会代表。

早稲田大学ジャーナリズム教育研究所と協力して、メディアをめざす県内大学生を応援しています。

著作 ・論文

「シルクロードの未知国~トルクメニスタン最新事情~」(芙蓉書房出版)

─日本地方新聞協会特別賞

 中国の客家(ハッカ)を取材した「客家見聞録」、「世界客家大会を行く」(現代書館)

上門 清春

研究・教育活動

 「生物教師」として県立高校に採用され、38年間勤めた教職を平成17(2005)年3月31日を以って無事退職した。平成17年4月1日付で、本学客員教授を拝命し、現在に至る。

 私は、高校の生物教師としての教育理念を、「郷土の自然」の教材化に据えていた。高校生に生物を教えながら、常に志したのが、「郷土の自然」の教材化であった。高校教科書の中の生物教材は、本土の生きものたちが中心で、沖縄の生物は殆ど取り扱われていないのが現状であった。それをカバーするために私の研究活動は、「郷土の自然調査とその教材化」であった。これまで取り組んできた研究対象は、「潮間帯の生物」、「水棲動物」や「土壌動物」である。潮間帯の生物については「生物の垂直分布や水平分布」の教材化、水棲動物については、「水環境の汚染の度合」を測る指標生物の教材化、土壌動物については、生態系における「平衡や循環」、「自然の豊かさの指標」としての教材化を行い、生物現象の学習や生態系を中心とした環境学習にも大いに活用し、その成果を得た。今後も郷土の自然の研究と教材化に努めたい。

新城 俊昭

研究活動

 現在の私の研究主題は、琉球・沖縄史を学校教育に普及させることである。

 沖縄は独自の歴史・文化を持っており、『沖縄21世紀ビジョン』でも「沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」を目標とすることが謳われているが、肝心な沖縄の子どもたちは琉球・沖縄史を教えられていないからだ。

 2012年5月、沖縄歴史教育研究会が実施した「沖縄歴史に関する高校生の知識・意識調査」では、基礎知識の正答率が4割にも満たず、誤答・わからないの比率が6割を超えた。復帰の年月日を正確に答えた生徒はわずか14%であった。なぜ琉球・沖縄史は教えられていないのか。理由は二点ある。一つは全国一律の教育課程だ。現行の地歴科は、世界史を必履修科目としており、琉球・沖縄史が記述されている日本史は地理との選択必修科目になっているため、ほぼ半数の生徒が日本史を履修していないのだ。たとえ選択しても、その内容には限りがある。もう一点は、琉球・沖縄史教育に対する意識の低さだ。偏狭な「お国自慢」レベルの「郷土史」として認識され、軽く扱われてきたのである。進学校にあっては、受験を優先し沖縄関係の内容を省く教員もいる。その結果、多くの生徒が自らのアイデンティティ確立に必要な教育を受けないまま、大人になっていくのである。

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