客員教授

客員教授

加藤 祐三

教育についての考え方

 学生あっての大学であるから、教育機関である大学は学生によい教育を行うこと、すなわち教員がよい授業を行うことが大切である。

 よい教育を目指して私は以下のように授業を行っている。まず、学生の予備知識や理解力を点検し、それに合わせた授業計画を組む。小さくてもいいから毎回感動を与えるような内容を含んだ授業に務める。興味を持ちやすいように日常生活に関連のあるテーマを選び、地球科学的な事件が発生したときは速やかに取り上げる。理解を助けるため映像を見せたりサンプルの観察をしてもらう。毎回授業の最後にその日の授業をどのように理解しどのような感想を持ったかを書いてもらい、授業改善の資料とする。出た質問には次回の冒頭で答える。

 授業の目標は理科嫌いの解消である。沖縄大学は文系学科だけなので理科嫌いの諸君の割合が多い。しかし理科は知らなければ損をするし、知っていれば役に立つ。このことを実例で示し、理科の面白さを知ってもらうようにしている。

緒方 修

研究活動

最近はもっぱらゼミ生と一緒にヴィデオオンデマンドの教材づくり。

沖大全教員の動画プロフィール作成、「沖縄・世界遺産巡り」サイバー講座教材作成など。

教育活動

 メディアで働きたい人向けに、特訓中。毎週800 字の小論文を作成して、新聞社、テレビ局、映像制作会社に就職し、バリバリ働いている実例あり。努力した人は必ず見返りがあるよ。

 早稲田大学オープン教育センター講師。「東アジア文化論」を遠隔授業で講義中。

所属学会

華僑・華人学会、サイエンス映像学会、日本広報学会、戦略研究学会

学内活動

地域研究所所長として超多忙(タボー)、おかげでメタボです。

学外活動

メディア活動奨励委員会代表。

早稲田大学ジャーナリズム教育研究所と協力して、メディアをめざす県内大学生を応援しています。

著作 ・論文

「シルクロードの未知国~トルクメニスタン最新事情~」(芙蓉書房出版)

─日本地方新聞協会特別賞

 中国の客家(ハッカ)を取材した「客家見聞録」、「世界客家大会を行く」(現代書館)

上門 清春

研究・教育活動

 「生物教師」として県立高校に採用され、38年間勤めた教職を平成17(2005)年3月31日を以って無事退職した。平成17年4月1日付で、本学客員教授を拝命し、現在に至る。

 私は、高校の生物教師としての教育理念を、「郷土の自然」の教材化に据えていた。高校生に生物を教えながら、常に志したのが、「郷土の自然」の教材化であった。高校教科書の中の生物教材は、本土の生きものたちが中心で、沖縄の生物は殆ど取り扱われていないのが現状であった。それをカバーするために私の研究活動は、「郷土の自然調査とその教材化」であった。これまで取り組んできた研究対象は、「潮間帯の生物」、「水棲動物」や「土壌動物」である。潮間帯の生物については「生物の垂直分布や水平分布」の教材化、水棲動物については、「水環境の汚染の度合」を測る指標生物の教材化、土壌動物については、生態系における「平衡や循環」、「自然の豊かさの指標」としての教材化を行い、生物現象の学習や生態系を中心とした環境学習にも大いに活用し、その成果を得た。今後も郷土の自然の研究と教材化に努めたい。

新城 俊昭

研究活動

 現在の私の研究主題は、琉球・沖縄史を学校教育に普及させることである。

 沖縄は独自の歴史・文化を持っており、『沖縄21世紀ビジョン』でも「沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」を目標とすることが謳われているが、肝心な沖縄の子どもたちは琉球・沖縄史を教えられていないからだ。

 2012年5月、沖縄歴史教育研究会が実施した「沖縄歴史に関する高校生の知識・意識調査」では、基礎知識の正答率が4割にも満たず、誤答・わからないの比率が6割を超えた。復帰の年月日を正確に答えた生徒はわずか14%であった。なぜ琉球・沖縄史は教えられていないのか。理由は二点ある。一つは全国一律の教育課程だ。現行の地歴科は、世界史を必履修科目としており、琉球・沖縄史が記述されている日本史は地理との選択必修科目になっているため、ほぼ半数の生徒が日本史を履修していないのだ。たとえ選択しても、その内容には限りがある。もう一点は、琉球・沖縄史教育に対する意識の低さだ。偏狭な「お国自慢」レベルの「郷土史」として認識され、軽く扱われてきたのである。進学校にあっては、受験を優先し沖縄関係の内容を省く教員もいる。その結果、多くの生徒が自らのアイデンティティ確立に必要な教育を受けないまま、大人になっていくのである。

浅野 誠

研究・教育・社会活動1
〈教育学・生活指導〉

 1972年「復帰」直前、パスポートをもって沖縄に来て、最初の勤め先が沖縄大学だ。

 2003年、沖縄大学・琉球大学・中京大学と31年間にわたる大学教員生活に終止符を打って沖縄にもどり、南城市玉城に住む。2004年から沖縄大学客員教授をつとめる。

 この間、主専攻としての教育学、なかでも生活指導分野について多様な追求を行ってきた。それらは40以上の都道府県をまわって展開した小中学校の教師たちとの共同研究の成果でもある。その間の主な著作は、
 『子どもの発達と生活指導の教育内容論』(明治図書1985年)
 『集団づくりの発展的検討』(明治図書1988年)
 『学校を変える 学級を変える』(青木書店1996年)
 『転換期の生活指導』(青木書店1996年)
長年にわたって、日本生活指導学会、日本教育方法学会、全国生活指導研究協議会などの役員を勤めてきた。

富樫 八郎

研究活動

 心身の重い病気や障害は、心理的・社会的な問題を引き起こします。医療機関の中で患者さんやご家族の生活とこころの支援を行う専門職を、医療ソーシャルワーカー(以下、SWと略記)と呼んでいます。私は、1978年~2002年までの24年間、関東地方のある公立病院のSWとして患者さんやご家族の相談支援に携わってきました。この経験から、3つのテーマについて研究をすすめています。(1)患者さんやご家族への早期のソーシャルワーク(相談支援)介入に関する研究、(2)SWの実践力(特にSWの支援態度)に関する研究、(3)医療機関のSWの将来の在り方に関する研究などです。

教育活動
大学では、「保健医療サービス」や「医療ソーシャルワーク論」などを担当しています。
ソーシャルワーク価値・知識・技法を身につけた実践力あるSWを養成したいと考えています。
また、福祉現場で働いている現任者を対象にスキルアップ研修にも携わっています。
所属学会

日本社会福祉学会、日本医療社会福祉学会、日本カウンセリング学会、他

学外活動

沖縄県社会福祉協議会理事(2010年4月~現在)

朝崎 咿

研究活動

 公務員生活を経て研究生活に入りました。前職で培った行政の実務と、行政法学における理論の橋渡しをすることをめざしています。

 私の研究者としてのスタートは、1997年の情報公開制度及び個人情報保護制度(情報二制度)に関する研究です。当時、県内では那覇市そして沖縄県の2自治体だけが情報二制度を制定・施行していました。1998年、上司から同制度の導入に関する特命を受けた私は、制度設計に取り掛かり、2000年の制度施行に漕ぎ着けたものです。修士論文はもちろんのこと、これまでの私の論文は情報二制度に関するもので、このテーマは私のライフワークといえます。情報二制度は、あらゆる行政分野に横断的に適用される制度で、この意味では行政手続に関する法もまた同様です。

上地 幸市

 立中学校の体育教師として10年間勤務し、琉大附属中学校開校の年、文部教官として採用され7年間勤務した。その後、県教育庁那覇教育事務所・県保健体育課、那覇市教育委員会指導主事として10年間、教育行政職に携わった。

 那覇市の銘苅小学校新設に伴い、初代校長として3年間勤務した後、古蔵中学校長として4年間勤務し退職、現在に至る。

 本学では、教員を目指す学生を対象に教職論や特別活動の理論と方法及び生徒指導論、教職入門セミナー、教育実習、教職実践演習を担当している。学校現場では、教職を目指す学生に対して、次のようなことを期待している。

 「『教師になる』という強い意志を持って学び続け、児童生徒との豊かな関わりを通して、ともに成長し合い高みを目指す人材」

 このような学校現場の意を体して、学び続ける人材、実践的指導力を有する人材育成に微力ながら尽力していきたい。

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