吉井 美知子

研究活動
1.ベトナムのストリートチルドレンとNGO

 もともと商社駐在員として住み始めたベトナムで、NGOに寄付を始めたのがきっかけです。自分もNGO活動にかかわるようになり、内部者として入手できる豊富なデータをもとに研究を始めました。どうして経済発展しているベトナムでストリートチルドレンが減らないのか、政府はこれにどう対応しているのか、NGOがケアをしようとすると政府から抑制や禁止を受ける話など、市民の視点から研究しています。

 市民が子どもをどう守るか、という視点で、日本の虐待問題や子どもたちの放射能からの保護についても興味を持っています。

2.日本からベトナムへの原発輸出

 3.11の後でこんな輸出計画があることを初めて知って、研究に取り掛かりました。表現や情報の自由がないベトナムで、もし色も匂いもない放射能が漏れたらどうなるか、子どもたちをどう守るのか、ベトナムの市民の動きはどうか。調査を行い、日本とベトナムの両方で発信を行っています。立地地元の漁村へも行きました。

3.ベトナムの反戦歌

 1960年代のベトナム戦争中に、南ベトナムで流行った反戦歌です。日本でも翻訳バージョンが歌われて大ヒットしました。同じプロテストソングとして、日本の反原発ソングにも興味を持っています。このテーマで学会発表や講演をするときは、いつもギターを持参して弾き語りをしています。

教育活動
1.前任の三重大学で

 国際交流センター教員として、全学の学生向けに「英語による国際教育科目」の授業を英語だけを使って行っていました。Area studies:Vietnam(地域研究:ベトナム)、Protest song studies(プロテストソング論)、Japanese international cooperation(日本の国際協力)等の授業です。また毎年1-2回、学生を引率して「ベトナムフィールドスタディ」を実施、参加者には大変好評でした。

 どの授業でも参加を重視して、毎回、受講生が自分で考えた内容を口頭で短く発表する場を設けています。フィールドスタディでは、参加者が自分たちで訪問先を選び日時のアレンジをするようになっています。

2.沖縄大学で

 「国際交流論」「国際協力論」「国際ボランティア入門」「NGO/NPO論」「環境保護と市民運動」「東南アジアの国々と社会」等の授業を担当します。ひとりでも多くの人たちが海外へ出て行くきっかけを提供できればと思います。

所属学会

国際開発学会、日本NPO学会、国際ボランティア学会、日本平和学会、東南アジア学会

学外活動

三重県男女共同参画審議会委員

三重県教職員組合主催教育研究三重県集会「平和教育」分科会助言者

「三重国際交流フェスティバル―Hand in Hand!みえの地球市民」企画委員

法廷通訳(ベトナム語、フランス語)

ロータリー財団第2650地区学友会理事

学校、研究機関、NPO等における講演

朝日新聞等の新聞・雑誌の記事執筆

著作・論文
  • ・「立ち上がるベトナムの市民とNGO-ストリートチルドレンのケア活動から-」(明石書店・2009年)
  • ・「NPO NGO事典」(共著・大阪大学大学院国際公共政策研究科NPO研究情報センター・2012年)
  • ・「2011年日本の反原発ソングに関する研究-1960年代ベトナムの反戦歌との比較から-」(三重大学国際交流センター紀要第7号・2012年)
  • ・「日本の原発輸出-ベトナムの視点から-」(三重大学国際交流センター紀要第8号・2013年)
  • ・「アジアの市民社会とNGO」(共著・晃陽書房・2014年出版予定)
氏名: 
吉井 美知子
氏名アルファベット: 
YOSHII Michiko
写真: 
主な担当科目等: 
国際協力学、ベトナム地域研究
専攻: 
国際協力学、ベトナム地域研究
最終学歴: 
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、国際協力学博士
モットー: 
自分の人生を生きる
学位: 
東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、国際協力学博士
生年等: 
1957年、京都生まれ