髙良 沙哉

研究活動

 私は、日本国憲法を専攻しています。特に平和主義、軍人による性暴力問題に取り組んでいます。

私は、小学生時代に初めて日本国憲法第9条の武力によらない平和主義に出会い、感動とともに強い憧れを抱きました。その後、1995年に沖縄において3名の米兵による少女暴行事件が発生し、武力によらない平和主義を掲げる日本国憲法の下で、沖縄がまだ米軍基地に占領され、軍人によって少女の性的自由が脅かされるという現状に憤り、私は、日本国憲法の平和主義と米軍基地問題との矛盾、軍人による性暴力の問題に取り組もうと決意しました。

 現在は、戦時の軍人による性暴力(戦時性暴力)や平時の駐留軍人による性暴力を、軍隊の持つ構造のために発生する構造的暴力であると考え、個々の加害者の責任追及だけではなく、軍隊や軍隊を運営する国家の責任を追及することを目的にして研究しています。特に、最近は、旧日本軍による戦時における性暴力、「慰安婦」問題について、戦後補償をしなければいけないという立場で研究をしています。また、軍事基地の問題の根幹にある、武力によって平和を創造しようという考えを否定して、軍隊によらない平和創造が、人間にとって真の安全を保障することになると考え、日本国憲法平和主義について研究しています。

教育活動

 法学入門の講義では、法学の基礎的な学習をするとともに、新聞や文献を使いながら、学生たちに身近なテーマを選んで学んでいます。DV問題やストーカー問題、結婚や離婚、軍事基地問題など、人々を取り巻く法律問題について学ぶことを通して、学生たちは興味をもって学び、自分に身近なこととして法律問題を考えるようになります。

 日本国憲法の講義では、憲法に関係する社会的な事柄のうちでも、特に平和にかかわること、人権にかかわることについては、日本国憲法を学ぶ上で重要なので、新鮮な情報を学生たちに伝え、憲法を学んで活用することができるような講義を心がけています。

所属学会

ジェンダー法学会、日本平和学会、「女性、人権、平和」学会、沖縄法政学会

学外活動

学外では、特に、沖縄における米軍基地問題や、沖縄の平和を創造する活動をしています。日ごろ研究している学問を、学外において実践していく活動を広く行っています。

著作・論文
【 著 作 】

2006年
『沖縄の脱軍事化と地域的主体性―復帰後世代の「沖縄」』共著 明治大学軍縮平和研究所

2008年
「立法と国会」『ポイント法学』共著 嵯峨野書院
「『集団自決』強制記述削除と教科書検定」、「在日米軍と環境権」『法学―沖縄法律事情part2―』共著 琉球新報社

2011年
「教育を受ける権利―特別支援教育の事例をきっかけとして―」『法学―沖縄法律事情part3―』共著 琉球新報社

【 論 文 】

2011年
「沖縄靖国神社合祀取消訴訟」『沖縄大学人文学部紀要』第14号

2012年
「「沖縄における大学生の憲法意識」結果報告」『地域研究』第10号

2013年
「憲法「改正」論議の批判的検討」『地域研究』第12号
「戦時性暴力について」学位取得論文

氏名: 
髙良 沙哉
氏名アルファベット: 
TAKARA Sachika
写真: 
主な担当科目等: 
憲法学
専攻: 
憲法学
最終学歴: 
北九州市立大学 博士(学術)
モットー: 
毎日たくさん笑う。明るく挨拶する。 自分に素直に生きる。
学位: 
北九州市立大学 博士(学術)
生年等: 
1979年生