渡邊 隆之

研究活動

 大学院にいて机上の勉学で物足りなくなり、修士で一区切りし、実務を経験する道を積極的に選び、「いろいろな業界を下からみることのできる小売業」へ就職した。

 業界でいち早く、(株)イトーヨーカ堂にPOSが導入され、そのデータをどのように活用し営業の成果を上げていくか、に直面した。データは販売結果を如実に表してくれたが、我々は何も消費者、購買者のことについて知り得ていないことに驚愕したことが研究者としての出発点となる。

 消費者の購買意欲を刺激しうる小売店舗の進化こそ、経済活性化の原点であり、それは小売業のみならず、メーカー、卸売業等、業界の全ての参画者の共通課題である。また、この領域はマーケティング研究の中において、最も研究が遅れていることも知った。

 今後も研究の第1のテーマとしては、「店舗内購買行動」を起点・中心としたマーケティングの実践方法の再構築とし、私のライフワークとして行くことを決め今日に至る。単なる理論構築に留まることなく、実務に適用可能なノウハウをビジネス界に提供してきた。

 第2のテーマとして、こうした研究活動を沖縄において実践し、「沖縄の活性化」を通じて「沖縄発」による情報発信を行っていくこと。いつも心は沖縄にあり。

教育の抱負

これまでの教育を通じて体得した7つの私の教育観。

1.「もっと~したい」と思ってもらう

私の人生を大きく変えた契機は、そのことを「面白い」と素直に思うことが出来た時であり、私がそうだったように学生達にも「もっと~したい」と心から感じてもらう機会を提供し、醸成するのが使命と考えている。

2.「よく遊び、よく学ぶ」

 勉強ばかりしていると生産性は落ちてくる。まず遊ぶ、その後に勉強する。

 むしろ、遊びながら、これも勉強だと考えて遊ぶ、そうすると勉強が苦でなくなってくる。ガリ勉はスマートではない。私も一緒に遊ぶことで、彼らの本音が分かってくる。

3.「高い山は裾野も広い」

 深く掘ろう(高く登ろう)とすると関連分野について知らないと掘れないことに気が付く。幅広く勉強しようと思わせるためにも、深く掘ってみることが重要である。

4.「理論より体験」

面白いと自分で体感してもらうことが重要。時間はかかるが、そのほうが深く根ざした記憶を学生に植え付けることが可能だ。「頭で考える前に、体で考える」。理論は後で良いのだ。

5.「切磋琢磨」

 教えねばならないことは勿論教える。でもあえて教えなくて良いことは教えない。一緒に考える、一緒に議論する、一緒に調査・実験する。学生達も議論させ、競争させる。どちらが正しいか、最後まで分からないほうが実は楽しく、面白いのだ。

6.「大局観をもつ」

 人の「器」その基本は「大局観」を持っているかどうかであろう。全体を見渡せば全体最適な解を求めることが出来る。学問も人生も同様である。

所属学会

日本商業学会正会員

日本マーケティング・サイエンス学会正会員

日本消費者行動研究学会正会員

日本インストア・マーケティング学会正会員

日本フードサービス学会正会員

日本プロモーショナル・マーケティング学会正会員

主たる著書

「インストア・マーチャンダイジング」  共著 ビジネス社 1989

「店頭研究と消費者行動分析」 共著 誠文堂新光社 1989

「変革期の流通」 共著 日本経済新聞社 1995

「店舗内購買行動とマーケティング適応」 単著 千倉書房 2000

「セールス・プロモーションの実際 第2版」 共著 日本経済新聞社 2011

「売場の科学~セルフサービスの買い手と売り手~」 単著 沖縄大学地域研究所 2014 など

所属: 
氏名: 
渡邊 隆之
氏名アルファベット: 
WATANABE Takayuki
写真: 
主な担当科目等: 
マーケティング、流通
専攻: 
マーケティング、流通
最終学歴: 
商学修士(早稲田大学大学院)
モットー: 
大学に卒業はあっても、ナベゼミに卒業はなし!
学位: 
商学修士(早稲田大学大学院)
生年等: 
1954年生