加藤 彰彦

研究活動

 1945年3月の東京大空襲で妹を亡くし、子どもが安心して育つ社会と時代をつくることが生涯のテーマとなった。

 また、大学時代に事故のため生死をさまよい<生きることの大切さ>と、人生における<子ども時代>の大切さを痛感。

 大学時代から<子ども研究>を自分のライフワークとして今日に至っている。

 卒業論文は「大衆児童文学論」。子どもについて、民俗学、社会学、人類学、心理学等、多様な視点から研究するようになる。

 大学卒業後、小学校教師を4年つとめ、全国の共同体を訪ねる旅を4年。30歳の時に「不可視のコミューン」を出版する。

 以後、横浜市のスラム街で生活相談員を10年、児童相談所のケースワーカーを10年つとめ、1991年より横浜市立大学の教員となり、社会福祉、子どもソーシャルワークの研究に集中する。実践と研究を両立するため、神奈川県ボランティアセンター、地域の不登校児童のサポート活動も続ける。

 2002年に沖縄大学の教員となり、沖縄県の子ども問題の調査、研究に力を入れる。「沖縄子ども研究会」を設立し、県内の様々な団体、サークル、グループ、研究者と協力し、「沖縄子ども白書」(2010年)をまとめる。

 2010年からは学長となり、多忙な日々となり、研究活動は充分にはできなくなったが、大学院の講義を担当しており、地域研究所の共同研究班として「沖縄における子どもの基礎研究」を数年にわたって続けている。

教育活動

 福祉文化学科の教員時代は「児童福祉論」を中心に、「福祉文化論」「社会福祉援助技術論」などを担当。こども文化学科時代には「こども論」「生活科教育法」などを担当。

 大学院では「児童政策論」「沖縄子ども文化論」などを担当する。

 教育方針として、子どもを暮らしの中で見ること、直接触れ合い、その体験を通して考察するように助言している。

 現在は「沖縄子ども研究会」「九州沖縄子ども支援ネットワーク交流会」「沖縄県学童・保育支援センター」などに所属し、県内の子ども政策をつくるための研究活動を続けている。こうした活動に学生も参加していける教育環境をつくりたいと考えている。

所属学会

日本社会福祉学会 日本児童相談研究会

学外活動

 沖縄子ども研究会 九州沖縄子ども支援ネットワーク交流会 沖縄県里親会 映画「ひまわり」を成功させる県民の会(代表) 「命どぅ宝」石碑建立実行委員会(代表)など。

著作・論文
〈著書〉

 「沖縄・戦後子ども生活史」「海と島の思想」「子ども観の戦後史」(現代書館)「不可視のコミューン」「風になれ!子どもたち」「風の自叙伝」「裸足の原始人たち」「出会いと別れの原風景」「未完の放浪者」(新宿書房)他

〈編著〉

 「公的扶助の戦後史」「現代子ども若者考」(明石書房)「福祉における危機管理」(有斐閣)「21世紀の子どもと教育」(社会評論社)ほか。

※著作の多くは、野本三吉のペンネームで執筆している。

所属: 
氏名: 
加藤 彰彦
氏名アルファベット: 
KATO Akihiko
写真: 
主な担当科目等: 
こども論、子ども考現学、社会臨床論、子どもフィールドワーク論、子どもソーシャルワーク論
専攻: 
児童福祉論、子どもソーシャルワーク論、社会福祉論
最終学歴: 
横浜国立大学教育学科
モットー: 
生きること、それがぼくの仕事。君は君の足元を掘れ、ぼくはぼくの足元を掘る。
学位: 
教育学士(横浜国立大学)
生年等: 
1941年 東京生まれ