山野 良一

研究活動 
 私は、神奈川県の児童相談所で長く勤務をしていました。家庭内で虐待やネグレクトを受け、また家庭の事情でお父さんやお母さんと離れて生活をしなければならなくなった子どもたちと、一時保護所というところで、ご飯をいっしょに食べ、お風呂にいっしょに入り、いっぱいの遊びにいっしょに夢中になって、生活を共にしてきました。また、児童福祉司として、貧困や虐待などさまざまな課題を抱えているご家庭を支援するために家庭訪問などを繰り返し、お父さんやお母さんのお話を伺ってきました。そうした経験から、現在では子どもの貧困や虐待問題に興味を持ちそれらに関した研究を積み重ねています。
 
教育活動 
  子どもや家族を支援することは、楽しみも多いですが、苦労もいっぱいあります。自分が無力だと感じることも多いです。でも、子ども期という大切な時間をその子や家族と共有できるという経験は支援者にとって何物にも代えられない財産になるはずです。特に、困難に遭遇している子どもや家族であればあるほどそうです。学生のみなさんにそうした経験の一端を伝えられればと思っています。
 現場に出かけ、現場のソーシャルワーカーの話を聞き、時に対象者と触れ合いながら、子どもたちや家族が少しでも生き生きと暮らしていけるにはどんな取り組みや支援が必要なのか?どんな制度やサービスがも求められているのか?どんな社会にしていかなければならないのか?学生のみなさんと話し合っていきたいと思っています。
 
 
社会活動
 平成23年度から27年度 「子どもと福祉」編集委員
平成24年度  厚生労働省社会福祉推進事業「子ども・若者の生活困窮支援のあり方に関する研究」委員会委員
平成25年度 全国児童相談所長会調査検討会委員 「児童虐待相談ケース分析等に関する調査研究」
平成25年8月 京都府議会府民生活・厚生常任委員会参考人出席「子どもの貧困対策について」
 平成27年4月 NHK NEWS WEB 出演
 平成27年度 日弁連法務研究財団「子どもの貧困対策推進条例研究班」メンバー
平成27-28年 雑誌「チャイルド・ヘルス」子どもの貧困問題連載企画および編集
 平成27-29年度「沖縄県子ども調査」(沖縄子ども総合研究所よりの委託)研究委員
 平成29年度 「旭川市子どもの生活実態調査」監修者  
所属学会
社会福祉学会 保育学会 子ども虐待・ネグレクト防止学会 貧困研究会  社会政策学会 
著作・論文
山野良一『子どもの最貧国・日本』光文社新書 2008年
山野良一「社会経済状況と思春期」『そだちの科学』、2013年
山野良一『子どもに貧困を押しつける国・日本』光文社新書、2014年
山野良一「相対的貧困率と子どもの貧困対策法を考える」青砥恭編『若者の貧困・居場所・セカンドチャンス』太郎次郎社エディタス 2015年 
山野良一「むすびにかえて:子ども食堂と沖縄子どもの貧困調査から見えてくるもの」『チャイルドヘルス』、2016年
山野良一「実践と専門性の中から生まれる新しい時代の一時保護所作り」『子どもと福祉』、2016年  
山野良一「発達格差の中の子どもたち-保育と文化資本の観点から」『岩波講座 教育・変革への展望』第3巻、岩波書店、2016年
山野良一「子どもの貧困対応における福祉と教育の連携」『子どもの権利研究』2017年
山野良一「児童福祉法改正と子どもの貧困対策」『教育と医学』2017年
山野良一「子どもの貧困対策を斬る」『現代思想』45(7) 2017年
山野良一「調査結果からの考察・社会的ネットワークと大学進学を考える」『沖縄の子ども貧困白書』(沖縄子ども総合研究所編)かもがわ出版 2017年
山野良一「母子世帯と子どもへの虐待:抑うつの分析も含め」『社会保障研究』2(1).
山野良一「子どもの貧困と虐待」『発達』151号 2017年
山野良一「子どもの貧困―子どもの権利の視点から」『子どもの人権があぶない』(木村草太編)晶文社 2018年
山野良一 「教育偏重の子どもの貧困対策でいいのか」『誰も置き去りにしない社会』(中嶋哲彦編)新日本出版社 2018年
 
氏名: 
山野 良一
氏名アルファベット: 
YAMANO Ryouichi
写真: 
主な担当科目等: 
児童福祉
専攻: 
児童福祉
モットー: 
ゆっくりのんびり
学位: 
ソーシャルワーク修士(Master of Social Work)
生年等: 
1960年4月