沖縄・東アジア地域研究専攻
沖縄・東アジア地域研究専攻
更新日:2010年07月17日
沖縄・東アジア地域研究専攻の養成する人材像
沖縄の社会、文化、歴史などの領域の諸問題を解明し、将来の学術的発展に寄与しうる人材を育成します。
(1)沖縄の政治・社会構造や文化、歴史的諸問題などを、東アジアの中の沖縄という視点から考究することで、現代沖縄の文化的な 諸課題の解明に取り組むことのできる人材。
(2)東アジア諸地域の社会、歴史、文化事象について研究した結果を、現代沖縄の社会文化の諸問題の解明に結び付けて考察しうる 人材。
(3)沖縄及び東アジア諸地域の社会、文化、歴史などの問題を考究することで、沖縄と東アジアの文化的交流の推進モデルの構築に 取り組むことのできる人材。
(4)沖縄及び東アジアの地域研究上の問題に専門的視点及び学際的視点から取り組み、その問題解決の方法を概念化し、さらには 理論化を試みることで研究の分野で活躍しうる人材。
東アジアの中の沖縄研究 OKINAWA RESEARCH
現代の沖縄文化には日本本土の基層につながる要素だけではなく、異質のものがあることは明らかです。それは14世紀から19世紀にかけての明朝、清朝との冊封・進貢の関係などの地理的・歴史的条件によってもたらされた、中国大陸との密接なつながりによるものであり、また他方で朝鮮半島などの東アジア地域や、タイ、インドネシアなど東南アジア地域との交流によるものです。それ故、沖縄の社会構造や文化、民俗、慣習の解明には、アジア、特に東アジアの文化との類似性や相違点を見極め、その要因を突き詰めて考察することが不可欠です。専攻名を「沖縄・東アジア地域研究専攻」とする所以です。
教育目標と研究姿勢 比較、対照、綜合、学際という研究の視点 RESEARCH POSTURE
本専攻において重視するのは、第一に、民俗学・歴史学・文学などの伝統的な研究分野に止どまることなく、広く社会人類学、政治学、社会学、思想史、歴史学、文化論、言語学などの最新の研究成果を総合化する中から、現代沖縄の社会構造と文化についての新しい研究の地平を切り開こうとする研究姿勢です。第二に、中国を中心とする東アジア地域との歴史的関係を踏まえて比較・対照を行うことで、国際的な視野から沖縄を改めて捉え直すという研究姿勢です。
こうした基本的な研究姿勢は、沖縄が有する地政学的な位置や歴史、また島嶼地域であることからくる諸問題を考察する際には不可欠のものです。同時に、沖縄が東アジアの地政学的な要衝にありながら、日本社会の中ではある種の「辺境的位置」(periphery)にあるという二重性を持つことから、沖縄は独自性と優位性を持つとも言えます。つまり、沖縄社会を分析・研究する手法及び問題解決のモデルを考究する過程は、日本本土、ひいてはアジア地域を研究する上で有用である可能性が高いと言えるのです。さらに、このような地域研究の成果は、地域の産業や、行政、社会組織などの諸問題を考えていく上でも、直接・間接の貢献を果たしうると考えられます。
したがって、沖縄・東アジア地域研究専攻では、沖縄の政治・社会構造や文化的、歴史的諸問題を、東アジアの中の沖縄という視点から考察することで、現代沖縄の文化的な諸問題の解明に取り組むことを教育研究の目標としています。







































