川﨑 和治

研究活動

 大学院在学中、民事訴訟法における大きな論点の一つである抗弁論に関する問題を、フランス法を中心に模索してきた。現在でも抗弁論には深い関心を持ってはいるが、興味の対象は少しずつ変化をしてきている。現在興味がある問題は、日常生活の中で直面する法的紛争処理に関する法的リスクの問題である。

 法的リスクに関する研究は、法律学とは距離を置くリスクマネジメント理論を、法的紛争処理や紛争防止に活用しようとする学際的研究である。この研究領域においては、その基礎理論の確立と体系化が急がれるところである。現在、他大学の研究者とも連携して研究を進めているところである。

教育活動

 2013年度の担当科目は、民事訴訟法Ⅰ・Ⅱ、倒産法、紛争解決制度論、テーマ演習、基礎演習などである。民事訴訟法は、法律上の紛争に関して、当事者の意見の対立が収まらない場合、裁判所の判断によって結論を見いだそうとするものである。講義に際しては、どの様な立場と視点で紛争をみるのか、紛争当事者と裁判所の役割をどの様にみるのかという点を基底においている。

 学生との接触が密になる少人数の演習(ゼミ)では、これらの点をさらに重要な位置づけとして議論をすすめている。ゼミでは、各自が調査・研究した事項について報告をし、全員で議論をしていくことになる。ここで行われた議論の集積がゼミナール大会での報告となり、2013年度のゼミナール大会でもグランプリを受賞することができた(2008年度はグランプリ、2009年度は審査員特別賞を受賞)。ゼミ生たちの努力を大いに賞賛したい。ゼミ活動は教室外でも行っている。年度によるゼミ生の興味にもよるが、裁判所の傍聴や施設の見学・研修をはじめ、他大学との合同ゼミの開催、学園祭への出店とゼミ生が一丸となって活動している。

所属学会

日本民事訴訟法学会、日本私法学会、日本リスクマネジメント学会(理事)、
ソーシャル・リスクマネジメント学会(理事)、沖縄法政学会、九州法学会

学外活動

沖縄経済法研究会(内閣府沖縄総合事務局総務部公正取引室)

著作・論文
  • ○『法学 沖縄法律事情PartⅡ』(共著)琉球新報社(2008年)
  • ○「実務法律家一人当たりの担当人口Ⅱ……行政書士(1)……」法経学部紀要第13号(2009年)
  • ○「医療リスクと紛争処理」実践危機管理第20号(2009年)
  • ○「刑事訴訟の係属と民事上の救済」実践危機管理第22号(2010年)
  • ○「スキューバダイビング事故における民事責任」実践危機管理24号(2011年)
  • ○『リスクマネジメントと法』(共著) ソーシャル・リスクマネジメント学会(2013年)
所属: 
氏名: 
川﨑 和治
氏名アルファベット: 
KAWASAKI Kazuharu
写真: 
主な担当科目等: 
民事訴訟法
専攻: 
民事訴訟法
最終学歴: 
福岡大学大学院法学研究科(法学修士)
学位: 
法学修士(福岡大学)
生年等: 
1953年