ディリープ・チャンドララール

研究活動

 わたしは日本語の美しさ、特にあいさつや敬語などの社会的美の心に魅せられて日本に来た。そして日本語における人間関係の表現を研究し、それを私になじみのある他の言語、つまり英語とスリランカのシンハラ語と比較しようと思った。今まで「社会言語学」の立場から、多言語・多民族社会の諸問題、近代国家の枠組みと言語的マイノリティの関係、民族対立、言語の消滅などの領域にわたって研究を行なってきた。 また、「認知言語学」の観点から言語表現を分析する試みを行なった。人間の認識パターン、発想パターンによって言語表現の多様なパターンが見られる。例えば、「Time is money」は本来何も関係のなかったものを、「価値」という類似性をもって結び付けている表現である。このように認知と言語の関係を見ていく。

教育活動

 私は、スリランカ出身の者として、日本と違う精神文化、物質文化の中で育ち、得られたものを学生に伝えようとしている。「言語コミュニケーション」、「Advanced English skills」、「児童英語授業研究」、「男女間のコミュニケーション」、「物語学」、「国際交流」、「多文化社会」などを教えている。しかし、コミュニケーションは、テクニックだけで、表現や単語を増やすだけでうまくいくものではない。思考、分析などの中身の充実と他者との関係、つまり感情の表現や感情の理解などを通したまわりとの関係にも配慮が必要。ゼミの中でそのような訓練ができるよう工夫している。学生の意見を積極的に取り入れながら学生とともに学び合っている。 

所属学会

日本言語学会、日本英語学会、日本認知言語学会、日本コミュニケーション学会、PHD協会、アジア協会

学内活動v

2000年より2年半国際コミュニケーション学科語学担当主任、2003年より2年間国際コミュニケーション学科学科長、2007年より3年間学生部長、2013年より副学長、図書館長、留学生別科長

学外活動

2010年より「沖縄スリランカ友好協会」会長、2011年より文部科学省委託事業「アジアの架け橋 沖縄スリランカプロジェクト~命と平和を未来へ~」企画運営委員長

著作・論文

1.“A New Vision for Sri Lanka: Social Observation from Japan”, Punchi Publishers, 2013

2.“Sinhala”(London Oriental and African Language Library, Vol. 15), John Benjamins Publishing Company, 2010

3.『王への道』“A rocky path to the royal palace”(Tri-lingual: in Japanese, English and Sinhala)、文芸社、2010

4. “Language and Space” Vishva Lekha Publishers 2005

氏名: 
ディリープ・チャンドララール
氏名アルファベット: 
Dileep Chandralal
写真: 
主な担当科目等: 
言語学
専攻: 
言語学
最終学歴: 
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了・文学博士
モットー: 
様々な形で自分が得たものを多くの人とわかちあう。Living is sharing.
学位: 
文学博士 神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
生年等: 
1952年7月05日(誕生日とは違います!)