宮城 公子

研究活動

 大学4年次の卒業論文は去年亡くなった加藤周一研究がテーマ。日本文学専攻でしたが「比較文学の大学院に行け」と指導教員に言われ、従いました。語学(英・仏)の未熟さがたたって四苦八苦。修士論文は、日本における「文学史」コンセプトの成立を追いかけ、西洋がやってきた自国の「文学史」記述という「政治」的意識(政治なんて関係ないようで実はある)を日本がどう取り入れ時にはねじまげ、「文学史」さらに「国文学研究」という分野ができたのかを考えました。加藤周一の力作が『日本文学史序説』だったというつながりも。

 その後は研究から数年遠ざかりました。予備校や塾、家庭教師、飲み屋のバイトなどで東京での超貧乏生活を楽しみました。有名予備校が女子の講師を採用しないことに怒り「ジェンダー」を考えることにもなりました。
がらりと環境が変わったのが、沖縄県の人材育成財団の試験に(ビリで)受かったアメリカ留学。その時期も英語で泣きまくり。結局「国文学研究」の大家でありながらアナーキーにその枠をはみ出してもおり、文学の実作者でもあったわがアイドル「折口信夫」について英語で考察することになりました。

 その後、沖縄の名桜大学で10年勤めました。2004年度から本学きんむです。近年は「沖縄がいかに語られるか」という視点、「戦後東アジアにおける暴力」また関連するジェンダーの視点から沖縄の文学を考察しています。

教育活動

 これまで大学で教えた科目は、英語関係、教職(英語・国語)関係、文学とジェンダー、国語史、日本文学史など。 学生と相互批判しつつ、一緒に遊びつつやっていきたい。本学では Basic English、英語表現法、英語科教育法、異文化コミュニケーション、ジェンダー論、こどもと文学、日本文学などを担当します。

学外活動

 県沖縄女性財団運営委員、北谷町女性行動計画策定委員などを経験しました。1998年済州島、2000年光州では「東アジアと人権 国際シンポジウム」に参加し発表や司会などをしました。また県教職員組合の教育研究中央集会に数回参加し現場の先生たちの意見を大学の教育につなげたいと思っています。那覇女性センターや沖縄女性総合センターでは、文学とジェンダーに関わる講義を何度かしています。現在嘉手納町男女共同参画会議委員。浦添市男女共同参画委員。2005年には、県費でアメリカの大学に設置されている代表的な女性センターの運営を見学し、担当者のインタビューなどをしてきました。

学内活動

主に教職課程の学生指導、英検二次試験対策など。まだこれからです。

所属学会

沖縄外国文学会・日本近代文学会・東大比較文學会・米国MLA・The Association for Asian Studies

著作・論文

Southern Exposure: Modern Japanese Literature from Okinawa(2000)、『5000年の記憶:名護市民の歴史と文化』(00)、『沖縄の記憶/日本の歴史』(02)、『沖縄文学選』(03)『継続する植民地主義』(05)、『沖縄の占領と日本の復興』(06)その他(以上共著)。Orikuchi Shinobu: Toward a Holistic Reading of Ancient Texts(’93)、「語られる『沖縄』?『外部』と『内部』から?」(’03)、「暴力の表象と戦後沖縄の文学─50年代を中心に」(’05)(以上単著)「『沖縄文学』要りますか」(07)、「『沖縄文学とは?』とはどういう問いか」(08)その他。

氏名: 
宮城 公子
氏名アルファベット: 
MIYAGI Kimiko
写真: 
主な担当科目等: 
日本近代文学、比較文学
専攻: 
日本近代文学、比較文学
最終学歴: 
東京大学大学院 ブラウン大学大学院(ともに修士課程修了)
モットー: 
日々モットーが変わるような気も(一貫性がない?)
学位: 
文学修士(東京大学及びブラウン大学)
生年等: 
1月生まれ 蠍座 A型