喜屋武 政勝

研究活動

 学校の「国語」の時間。そこから、何をイメージしますか?

「ごんぎつね」(小学校)、「故郷」(中学校)、「羅生門」(高校)といった文学作品。生活文、読書感想文、意見文といった作文。それから、漢字の書き取り、文法の暗記・・・。学習する対象が、あまりにも身ぢかな「日本語」でかかれた文章であること、あるは、空気のような存在ともいえる「日本語」そのものであることから、社会科や算数、体育や音楽など、ほかの教科にくらべて、とらえどころのない教科といった印象があるのではないでしょうか?

「国語」の学習。それは、一言でいえば、「ことば(日本語)」をきたえることである、といえるでしょう。そうであるとすれば、国語の学習はどのような内容と構造をもっているのでしょうか? 日本語の音声的な側面、表記の側面、語彙や文法の側面は、どのような体系をもっているのでしょうか? ことば(日本語)による芸術としての文学作品には、どのような特徴があるのでしょうか? このような問題意識にたって、研究活動をおこなっています。

具体的には、沖縄県各地はもとより、全国の学校現場の教師とともに、国語の授業についての実践的な研究をすすめています。

教育活動

 1~4年の各ゼミ(演習)では、国語の授業であつかう事項、すなわち日本語のいろいろな特徴(琉球方言やウチナーヤマトグチをふくむ)や、文学作品のよみと分析、あるいは、つづり方指導について、学生のみなさんとふかくまなんでいます。また、「初等国語科指導法」「初等国語」という科目では、国語の授業の実際について模擬授業をつくりだしたり、学校現場の教師をまねいたりするなかで まなんでいます。

所属学会

言語学研究会、教育科学研究会・国語部会、日本国語教育学会

学内活動

 月例の国語の学習会を、那覇地区、島尻地区、宮古地区でおこなっております。また、各学校主催の校内研修会に招へいされたり、教員免許状更新講習の講師もつとめてまいりました。さらに、福祉関係では、沖縄県や市町村等が主催する手話通訳者(通訳士)養成講座や、要約筆記者養成講座において、日本語に関する指導をおこなっております。

著作・論文

(1)1992年「完全単語文字としての漢字の指導について」『教育国語』第2期4号(むぎ書房)

(2)1997年「動詞『つくる』の語彙・意味論的分析」『言語学研究会通報 日本の言語学』3号

(3)1998年「授業のための作品の研究 松下竜一『絵本』」『教育国語』第3期3号

(4)2002年「人称の不特定性をめぐって ―主語なし文のばあい―」『教育国語』第4期4号(むぎ書房)

(5)2003年「文法講座『ひとえ文のくみたて』について」『教育国語』第4期5号(むぎ書房)

(6)2003年「語彙・辞書の指導 ―語彙論の指導と単語指導―」『解釈と鑑賞』(至文堂)

(7)2009年「時間的なありか限定性について ―研究のためのおぼえがき―」『ことばの科学12』(むぎ書房)

氏名: 
喜屋武 政勝
氏名アルファベット: 
KYAN Masakatsu
写真: 
主な担当科目等: 
国語教育、日本語学
専攻: 
国語教育、日本語学
最終学歴: 
教育学修士(琉球大学大学院教育学研究科教科教育専攻国語教育専修修了)
モットー: 
ヨーンナー(ゆっくり)
学位: 
教育学修士(琉球大学大学院教育学研究科 教科教育専攻国語教育専修修了)
生年等: 
1961年9月25日生