津波古 敏子

所属学会および現在の社会活動

 言語学研究会会員/教育科学研究会国語部会会員/沖縄方言研究センター会員/しまくとぅば検討委員会委員(沖縄県教育庁文化課 平成20年度・21年度)

沖縄の言語と文化に関する活動

○本土復帰(1972年)以前-

 戦前の標準語励行運動、性急な標準語教育の結果うまれた、郷土の文化をひくくみる風潮がきえずにのこっていた60年代末、教材の自主編成を目指して作成された、沖縄県高教組編『高校生のための古典副読本 沖縄の文学』に編集委員長として参加(1968‐1971)。

○本土復帰以降-

 生活話の標準語化がすすむにつれて、琉球方言が急速に衰退していくのを危惧してはじまった、沖縄の伝統的な方言であるウチナーグチの記録・保存のための調査事業、その他に参加。「琉球方言緊急調査」事業の調査員(昭和52沖縄県)/文化庁委嘱事業「琉球方言調査」の調査員(昭和53‐56沖縄県)/沖縄タイムス社『沖縄大百科事典』の編集委員(昭和55‐57)/「琉球列島の言語の研究10年計画」(1980‐1991沖縄言語研究センター)

○ユネスコが発表している、危機にさらされた言語の調査結果のなかに、消滅の危険度がたかい言語としてアイヌ語、八丈島・琉球列島の方言があげられている。1999年から日本の言語学界で全国的な規模でとりくまれた、文部科学省特定領域研究「環太平洋の『消滅に瀕した言語』にかんする緊急調査研究」(ELPR1999‐2003)に「沖縄班」(代表)として参加。

共著・編著

「北琉球方言のテンス・アスペクトをあらわす語形の変遷」(『ことばの科学12』2009 むぎ書房)/「硫黄鳥島方言の諸相-硫黄鳥島方言はどの方言圏に属するか」(『鳥島移住百周年記念誌』2009 字鳥島移住百周年記念事業実行委員会編)/「山原方言の音声」「屋我地方言概説」(『名護市史本編10 言語』2006)/津波古敏子・上村幸雄編『危機に瀕した沖縄諸島方言の緊急調査研究』(文部科学省特定領域研究2003、A4‐022)/狩俣繁久・津波古敏子他編『消滅に瀕した琉球語に関する調査研究』(文科省特定領域研究2002、A4‐019)/「硫黄鳥島方言の音韻」(真田信治編『日本語の消滅に瀕した方言に関する調査研究』(文科省特定領域研究2001、A4‐001)/「琉球列島の言語(沖縄中南部方言)」(亀井孝他編『言語学大辞典 下-2』1992三省堂)/「不完成相につきまとう臨場性-首里方言のばあい」(『ことばの科学2』1989むぎ書房)/「多良間島塩川方言における音韻の考察」(『琉球の言語と文化』仲宗根政善古希記念 論集編集委員会1982)

論文

「琉球方言学科目の教育目標をさぐるー教養として方言おしえることの意義」(『沖縄大学紀要17』2000)/「琉球列島の地域語の呼称をめぐる問題」(『沖縄大学紀要15』1998)/「琉球方言における動詞のテンス・アスペクトはどのように記述されたか」(『沖縄大学紀要11』1994)/「首里方言の擬音・擬態を表現する文法的なかたち」(『沖縄大学紀要9』1992)/「沖縄中南部方言における形容詞形態論の輪郭」(『沖縄大学紀要5』1986)/「組踊『執心鐘入』の教材化のための作品研究」(『沖縄大学紀要1』1980)

所属: 
氏名: 
津波古 敏子
氏名アルファベット: 
TSUHAKO Toshiko
写真: 
主な担当科目等: 
日本語学(琉球方言)
専攻: 
日本語学(琉球方言)
最終学歴: 
琉球大学法文理学部国語国文学科卒業
学位: 
琉球大学文理学部国語国文学科卒業
生年等: 
1939年生、2004年定年退職