仲村 芳信

研究・教育活動

 仲村芳信先生は、1981年4月に沖縄大学法経学部の講師に就任され、2005年3月に退任されるまで24年間にわたって沖縄大学で教鞭をとられた。

  英語講師として沖大に採用された頃、先生は在沖メリーランド大学でアメリカ人学生に日本語を教えたり、琉大や県語学センターで英語を教えたりされていた。沖大に応募された時には、同僚から「沖大は、今、つぶれかかっているから応募はやめたほうがいいよ」と警告されたそうで、それを振り切っての応募だった。ところが面接の時、当時の学長から「給料は払えないかもしれないが、それでも(沖大)で働く意志がありますか」とっ聞かれ、5人家族を、扶養しなければならないので、今までやっていた非常勤講師の仕事を続けてもよいという条件を認めてもらい採用されたそうである。当初は給料の遅配が続いたが、その後、大学は入学者数が増加し、給料も毎月順調に支払われ、ボーナスも出るようになり、沖縄大学での教育と研究に専念できることとなった。

 先生のご専門は英語教授法であるが、先生の教育活動を特徴づけるのは何と言ってもティームティーチング方式である。法経学部の新入生を対象に英語基礎学力テストを実施してクラス分けを行い、成績上位クラスを昼間部と夜間部のそれぞれ1クラスずつ作り、ネイティブスピーカーの英語講師と日本人英語教員のコラボで教える体制を長年にわたって実施したのである。これは当時、県内大学では沖大の法経学科(旧教養科)だけが実施してきたユニークな英語教育法である。

 また仲村先生は、カナダ出身のダラリン・ベイツ先生を招き毎週木曜日の昼食時間に食事会を兼ねて約90分間「英会話ファンクラブ」を研究室で開いたが、このクラブから、日米学生会議や国連学生会議に参加したり、海外留学したり、英検準一級に合格した学生が出てきた。学びたい学生が気楽に自由な環境で英語による交流できるクラブであった。そこでは、10のCを大切にするというのが先生の持論であった。それは、1) Communication, 2) Connection, 3) Community, 4) Culture, 5) Comparison, 6) Cooperation/Collaboration,7)Co-existence, 8) Creativity, 9)Compassion, 10) Continuityである。

 仲村先生は、国際交流にも大変に力を尽くされ、独立行政法人国際協力機構(JICA)の沖縄国際センターの依頼で、来日した途上国からの技術研修員を対象に「日本・沖縄の歴史・文化」をテーマで復帰前から講義を担当されている。

 さらに、沖大はオーストラリアのシドニー工科大学の国際学研究所と連携し、交換留学制度を敷いているが、提携の労を取られたのが仲村先生である。2003年度の本学からシドニー工科大学への第1期生の送り出し、オーストラリアからの留学生の受け入れにおいても、学生思いの仲村先生ならではの親身の支援をして頂いた。

 現在も、先生はJICAや語学センター(OLC)では、沖縄の歴史・文化を、オキナワインターナショナルスクールでは、社会科をすべて英語で講義を担当しておられる。

所属: 
氏名: 
仲村 芳信
氏名アルファベット: 
NAKAMURA Hoshin
写真: 
主な担当科目等: 
応用言語学、言語教授法
専攻: 
応用言語学・言語教授法
最終学歴: 
米国ニュージャージー州 シートンホール大学大学院修士号
その他基本情報: 
最終学歴 米国ニュージャージー州シートンホール大学
大学院修士
生年等: 
・1940年 沖縄県中城村字南上原に生まれ、 戦後は佐敷で育つ ・1945年 中城村から南部の戦場をさまよう ・1966年 ハワイ大学卒業 ・1979年 ニュージャージー州シートンホール 大学院卒業 ・1981年~2005年 沖縄大学法経学部に所属 ・2005年~現在 JICAの講師(非常勤) ・2010年~2012年 オキナワインターナショナル スクール校長 ・2013年~現在 オキナワインターナショナル スクール及びNPO法人語学センター非常勤講師