学長挨拶
学長 加藤 彰彦
更新日:2010年04月01日

来たれ!学び合いのコミュニティへ
沖縄大学は、2,000人余りの学生と、私たち教職員が共に学び合っている一つの「共同社会(コミュニティ)」です。県内外から、アジアを中心とした諸外国から、さまざまな経験と夢をもった学生たちが集まってきています。
沖縄大学では「共に学び」「共につくり」そして「共に生きる」ことを目標に学生諸君は学んでいます。
「学び」とは現実の暮らしの中から課題を見つけ、解決へのプロセスの中から新たな文化や豊かな暮らしを創り出す営みです。
そのためには「他者との対話」を通して、自分なりの判断力をもち、共に行動することのできる「自立した市民」であることが求められます。沖縄の歴史と文化に深く学び、生き甲斐のある社会創りを目指す沖縄大学。
君たちと共に、私たち教職員も希望のある未来に向かって歩き始めます。
共に学び合い、困難に立ち向かって生きていきましょう。
君たちと学び合える日を待っています。
では、きついきつい握手を!
【所 属】人文学部こども文化学科
【専 攻】こども論、子ども考現学、社会臨床論、子どもフィールドワーク論、子どもソーシャルワーク論
【最終学歴】横浜国立大学教育学科
【生 年 等】1941年 東京生まれ
【モットー】「君は君の足元を掘れ、ぼくはぼくの足元を掘る」「生きること、それがぼくの仕事」「人生二度なし」
【研究活動】
横浜国立大学に入学して間もなく事故のため生死の間をさまよい、人生ではじめて< 生きること> の意味を真剣に考えました。その結果、人間の一生にとって< 子ども時代> の経験がもっとも大切であり、その人の人生を決定づけるのではないかと考えるようになり、生涯の研究テーマを< 子ども論> とすることに決めました。以来、大学内にサークル<伸びる芽の会> を結成し、子ども史、子ども考現学、子ども臨床学等の研究を志し、研究者を訪ね、子ども実践者を訪ね、自分なりの視点をまとめ、卒業論文「大衆児童文学論」を執筆。大学院進学も考えたが、経済的な理由もあり、子どもと触れ合える小学校教員になる。
以後、教師仲間での研究会、研究者の集まりにも参加する。生活綴方、児童詩、児童文学等の研究会に所属し、26 才で教員をやめ、共同体における子どものテーマを抱えて日本一周の旅に出る。その集大成を『不可視のコミューン』(新宿書房)としてまとめ、横浜市のスラム街の相談員となり、日雇労働者と子どもと関わりつつ、社会人類学、臨床心理学を学び、児童相談所のケースワーカーとなる。この頃より本格的に子ども考現学、子ども臨床学を志し、慶応大学大学院へ心理学研究のため内地留学をする。49 才で、横浜市立大学の教員に採用され、<子どもの生活史> 研究を本格化する。『近代日本児童生活史序説』(社会評論社)、『戦後児童生活史』(協同出版)などがこうした中でまとまり、その集大成が『子ども観の戦後史』(現代書館)となる。この一連の研究の中で、沖縄の子どもについてどうしても深めたいと考え、2002 年に沖縄大学に赴任。当初は福祉文化学科で児童福祉論を講じていたが、2007 年に子ども文化学科が創設され、その教員として「子ども論」を中心に講義している。
現在、ライフワークである「戦後沖縄子ども史」(月刊公評に連載中)と「沖縄子ども白書」(2010年2 月完成予定)に集中している。
【教育活動】
現在大学では「こども論」「子どもと生活文化Ⅰ・Ⅱ」「初等生活科教育法」「専門演習Ⅰ・Ⅱ」を担当し、2008 年より大学院で「児童政策研究」を開講している。学生諸君には、子どもと直接触れ合い、その体験をまとめ、観察力、考察力をつけてもらいたいと考え、「子どもフィールドワーク」を構想している。
また、現在「沖縄子ども研究会」を学内外の方々と続けており、この活動を通して、沖縄の子ども、教育が再評価され、ユニークな子どもに関する実践と理論が生まれていくことを期待している。
将来、大学内、あるいは大学連合で、または民間で「沖縄子ども研究所」を創設し、雑誌「沖縄の子ども」を刊行したいというのが夢です。
【所属学会】 日本社会福祉学会 日本ソーシャルワーカー協会 日本スクールソーシャルワーカー協会 社会福祉学会など。
【学内活動】 学生部長、学科長など歴任。
【学外活動】 県社会福祉審議会委員など。
【著作・論文】「海と島の思想」「子ども観の戦後史」(現代書館)
「未完の放浪者」(新宿書房)など。
(注)ペンネーム野本三吉の名で執筆をしている





































