60周年応援企画 「創立60周年を迎えました!」

60周年応援企画 「創立60周年を迎えました!」

2018.06.11

2018年6月10日、沖縄大学は60周年を迎えました。

創立記念日前日には、記念式典・祝賀会を開き、来賓の方々、

大学関係者およそ200人が集い、節目を祝いました。

 

 

 

 

式典では、これまで本学にご尽力頂いた功労者の方、また60周年記念事業への高額なご寄附を頂いた

企業へ感謝状の贈呈が行われました。

その後の祝賀会は、同窓生のかぎやで風の幕開けではじまり、同窓生と在学生との混合吹奏楽部の演奏、

そし空手道部の学生による空手の演舞等、会に華を添えてくれました。

会の最後には、「100年大学を目指して」と職員の力強い一本締めが行われ、新たなスタートを誓い、

60周年の創立記念の幕を閉じる事ができました。

 

 

 

 

                  

 

                   60周年記念式典式辞

 

 沖縄大学は明日6月10日創立60周年を迎えます。本日はその記念の式典並びに祝賀会を計画

したところ、新里米吉県議会議長、謝花喜一郎県副知事、城間幹子那覇市長、稲嶺恵一元県知事

はじめ、同窓会、後援会、近隣の皆さま等、多数の方々のご臨席を賜り、大変うれしく心から感謝

申し上げる次第です。

 

 沖縄大学の創立は1958年(昭和33年)です。当時の沖縄の高等教育機関は定員わずか500名の琉球

大学だけでした。志のある青年たちに教育の機会均等を保障すべく実業家の嘉数昇先生によって創立

されました。1958年というのは、沖縄の通貨がドルに切り替えられ、アメリカ大統領が沖縄の無期限

保有を宣言する時代です。以来60年間、沖縄大学は、地域を担う2万数千の人材を社会に送り出して

きました。

 

 復帰の際には、私立大学統合を指導する文部省の方針に反し、自主独立の旗を掲げたため危うく

廃校の危機に瀕したこともありました。存続を目指す苦しい闘争が始まりますが、最終的には、県民

の支援を背景に文部省の理解を得て、存続を勝ち取り、県内で最も古い私立大学として今日を迎える

ことになりました。

 

 地域と共にある大学という沖縄大学の本質は創立以来一貫して変わりません。「地域に根ざし、

地域に学び、地域と共に生きる開かれた大学」を建学の理念として確認し、10年前の創立50周年には、

「地域共創、未来共創の大学へ」と発展的に再定義いたしました。単に共生(ともに生きる)ので

はなく、より積極的に地域の未来を共に創造する大学と宣言したのです。今60周年にあたり、

私たちは次の70年を展望しようとしています。それは、沖縄大学は、地域をキャンパスとし地域を

歩き、地域の人々は沖縄大学をキャンパスとして集う、沖縄大学は「知」と「人」が交流する拠点

となることです。

 地域共創未来共創の大学の10年後の姿を、OKIDAI VISION 2028として描き出しました。

お手元に一枚もの印刷物を差し上げておりますので、お時間のあるときにお目通しいただけ

れば幸甚です。

 さて、私事になりますが、私が沖縄大学の教員となったのは10年前の50周年のころです。その

ころ、文部科学省が展開したGP-全国大学の模範となる優れた取り組みを顕彰し援助する事業―

を沖縄大学は7つのプログラムで採択され「教育の沖大」を誇りを持って自称することができま

した。地方大学としては、異例の成果であり、沖縄大学が現代日本の高等教育の弱点を解明し

それに対する処方を示すことができる大学であることを文部科学省が認めたのです。また現在

人気学科となっているこども文化学科が発足したのは50周年の前年です。60周年もまた昇り調

子の中で迎えることができました。

 沖縄大学の地域研究の実績の上に、文科省の補助事業である私立大学研究ブランディング事業

「沖縄型福祉社会の共創」は、一千に近い私立大学・短大の中からわずか40大学の一つに選ばれ、

60周年に花を添えています。 今年度内閣府は、地方と首都圏大学との学生対流事業を始めますが、

沖縄大学も法政大学、関東学院大学と組み採択されています。

 教育の面においては、法経学科の大城ゼミ豊川ゼミの学生が作成した「沖縄の業界地図2017」

は、6000部という出版業界が驚く売り上げを記録しました。こども文化学科を中心に教員採用

試験は38名の大量合格を出し、学生を伸ばすことのできる大学として社会的評価を獲得してい

ます。 法経学科はキャリア教育の体制が整い、昨年度行政書士試験に現役合格者を3名出して

います。さらに公務員試験講座が軌道に乗り、近い内に成果が出ると期待されています。福祉

文化学科健康スポーツ福祉専攻は、高校生の人気が高く学内を活性化させています。国際コミュ

ニケーション学科、そして福祉文化学科社会福祉専攻は、グローバル化時代、高齢化社会にお

いて有用な人材を輩出する学科として重要性を増しています。

 施設面においては、長田第2駐車場の取得、大学本館・体育館の新築(50周年事業)、沖縄

大学アネックス共創館の供用など格段の整備が行われました。

 来春には、管理栄養士を養成する沖縄で初めての学部「健康栄養学部」を開設すべく準備中

です。健康長寿日本1の復活を目指す沖縄県の課題解決の一端を沖縄大学は担います。

 10年後の沖縄大学をどうぞご期待下さい。学生そして教職員一同、同窓会、後援会と手を取り

合い地域共創未来共創の大学を築きます。変わらぬご支援をお願いする次第です。60周年を迎え、

躍動する沖縄大学を代表して式辞とします。

 

2018年6月10日

   沖縄大学学長 

     仲地 博