わが国では、奄美大島を北限として、南の暖海域に生息するジュゴン(儒良)は、現在唯一の草食性哺乳動物です。性質がおとなしく、これといった攻撃力をもたず、また、一産一仔と繁殖力が弱く、加えて人間の乱獲にあって、その数は今日激減の一途をたどっています。
ジュゴンは、1966年に国際保護動物に指定されましたが、日本においても、戦前から、国の天然記念物として保護されています。
ここに展示されているジュゴンは、昭和54年1月18日捕獲され沖縄海中公園生態観察センターで保護及び経過観察のため、慎重に飼育されましたが、努力のかいもなく、同年2月19日、33日間の短い生命を閉じました。