米軍への提供海域図にV字型滑走路沿岸案を重ねてみた

(2006年7月13日作成、同月15日更新)

写真=下掲写真2点を重ね合わせてみた。L字型沿岸案(日米当初合意案)がV字型滑走路2本沿岸案となり、より大規模なものとなったことや、L字型沿岸案でも、提供水域(第2区域)の大浦湾側をはみ出していることが分かる。第5区域は、辺野古漁港のあるところだ。《参照V字型滑走路2本辺野古崎案 | 後掲・(日本政府による)米海兵隊への辺野古沖(&大浦湾)提供水域

 このような施設とその運用が、辺野古崎沿岸及びその周辺海域に与える自然環境(生物多様性の豊かな海域)への影響は測り知れない。
 @ジュゴンのはみ跡(複数)が発見された海草藻場が埋め立てられてしまうし、A大浦湾側の埋立案直下には、新種とされるウミヒルモ(ジュゴンの好物)、B大浦湾には、1998年9月等の白化現象にもかかわらず生き残ったユビエダハマサンゴの大群落、Cその生息の世界の北限
とされるトカゲハゼ(トントンミー)、あるいは、D「歩くサンゴ」(生きたスイショウガイに共生するキクメイシモドキ)、などが生きている。Eウミガメ生息もいうまでもない。辺野古沖や大浦湾沿岸(干潟)が、「自然環境の厳正な保護を図る区域」に指定(沖縄県)、あるいは、「日本の重要な湿地500」に選定(環境省)されるゆえんだ。

 信じられない計画だ。
参照》ジュゴンネットワーク沖縄「普天間飛行場代替施設建設事業に係る辺野古崎移設案に対する抗議と要望」 | 全国的な自然保護団体による辺野古沿岸案に対する声明・意見書リンク先


写真上=2006年5/1日米合意案(外務省提供図改変)
写真下=L字型沿岸案「概念図」(2005年10/29日米合意案)に、米海兵隊軍事演習海域提供水域図が重ねられたマップ(防衛庁作成パンフレット「普天間飛行場−移設と返還の早期実現のために−」〔防衛庁サイト〕〔2006年3月〕載図改変)
 《参照米海兵隊への辺野古沖(&大浦湾)提供水域

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