2026大学案内パンフレット
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DISCOVERY!たくさんありました!沖縄大学の周りには学びの場が地域社会に 貢 献 し た い 想 い が ア ップした!沖大近くにある高齢者サロン「ゆんたくばぁ〜めぐみ」を訪問して、利用している方々と実際にゆんたく。サロンでは、利用者の方々の趣味や得意なことを活かして他の利用者と一緒に楽しむようにしていたことが印象的。地域の中で高齢者をはじめとするさまざまな人たちの居場所をどのように作れるかについても調査・研究を実施。 僕は玉木ゼミに入っていますが、フィールドワークで「地域のみんなで創る健康長寿サロン ゆんたくば ぁ〜め ぐ み」に 行 き、高 齢 者 の方々と実際にゆんたくしてきました!その時は自分たちでお菓子を袋に詰めて、一つ一つにメッセージを書いて持って行きました。喜んでもらえてとても嬉しかったです。 サロンでは「こっちでお茶だけでも飲んでいったらいいさ〜」とい う 言 葉 が 印 象 的 で し た。実 際、「病院の待ち時間だから」「さんぽの途中だから」など、本当にふらっと立ち寄る場所になっていることが印象的でした。自分の祖母が住んでいる地域でもこうしたことが多く、以前は見知らぬ人が入ってきて、水道の水をペットボトルに入れて帰って行ったということもありました。このマインドは沖縄の人々の魅力だと感じています。 社会福祉の講義を受講していると、どの講義でも「地域」という言葉がキーワードになっています。いまの社会では孤立や孤独の問題が多いと感じています。その中で、人と人や地域、社会とつながることができる地域の居場所がある大切さを、フィールドワークで学びました。僕自身、活動前はサロンのような場所があること自体を知らなかったし、もちろん訪問したこともなかったので、とてもいい経験になりました。こういう場所があることを知るだけで、自分がその情報を発信することもできるし、一人一人がそうした姿勢であれば、縁がいっぱいある社会になるのではと思っています。 今回、サロンを訪問した活動から、「ゆんたくばぁ〜めぐみに来ている方々の歩んできた人生を聞き取 っ て、ま と め た 本 を 作 ろ う!」という計画が進んでいます。大先輩方からのお話を聞いて、自分の今後についても考えて、吸収できることは吸収していきたいと思っています。 福祉を学び、高齢者に関わる仕事がしたいと考えている自分にとって、ゼミで行うフィールドワークはとてもいい学びの場になっています。教科書では知ることができなかったことを体験することで学ぶことができます。「百聞は一見に如かず」。幼い頃から持っているこのマインドは、今後も福祉に携わる上で大切にしていきます。地域がキャンパス、地域のキャンパスOKIDAI VISION 2028OKIDAI GUIDE 2026 09

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