2026大学案内パンフレット
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住民の声で で き たな体験を通して知ること。それが一番の学びリアル座学の授 業の内容やフィールドワークで収集した情報は、マップやイラストなど、見た目も工夫して一冊のノートにまとめ、最後の授業で提出。フィールドワークで実際に壺屋やちむん通りへ行った時の写真。みんなで通りを歩き回り、誰もが訪れた時に懐かしさを感じる理由はどんなところにあるのか、壺屋焼きがまちのあちこちに使われている景観が作り上げられた経緯、住民からどんな声が寄せられたのかなどを聞き取りを実施。実際に体験するのは楽しい! 私は経法商学科の地域社会コース の 専 攻 で す が、「ま ち づ く り I」という授業で、ひとつの地域を取り上げて、具体的にどんな手法でまちづくりを行っているかのフィールドワークがありました。取り上げた地域は、住民が主体となって街並みを作った「壺屋やちむん通り」です。最初に先生から動画を交えた説明を聞き、取り組みの内容を把握しました。その後に実際にやちむん通りを訪れて、まちの人たちに話を聞いたり、どんなところが魅力か自分たちの目で見て感じたことをまとめています。 私はこれまでやちむん通りは観光地というイメージが強かったこともあって行く機会がなく、今回のフィールドワークでほぼ初めてこの場所に行きました。その時に感じたのは、初めて訪れても、どこか懐かしさや、ホッとする雰囲気が魅力だということです。そして、この街並みができたのは、住民の声を一つ一つ拾い上げて実現させたからというのを聞いて、とても驚きました。住民が思い入れがあることで、まちを大切にすることにつながって、それによって県外から来た人たちにとっても魅力的に映る風景ができたんだと思います。 居心地の良い場所は、そう感じるだけの条件があると思ったのと、もし別の地域で同じようにまちづくりをする場合、単に真似するだけではなかなか成功できず、その地域にしかない特色を活かす必要があることも分かりました。 沖大は沖縄をいろんな角度から見て、知識を得ることができる授業がたくさんあります。私が沖縄関連の授業を多めに受講しているせいもありますが、沖大に入らなければ「沖縄にこんな面があるんだ」ということが分からなかったかもしれないと思います。沖縄が大好きで、就職も絶対に沖縄で!と思っている私にとってはすごく良かったです。 壺屋やちむん通りも、フィールドワークの授業がなければ行く機会はなかったかも知れないし、そこに住民の人たちの声が反映されていることも分からなかったと思います。実際にその場所を訪れて、自分で感じたことを通してリアルにその地域を知る体験ができたことが一番の学びだったかも、と思っています。成果は一冊のノートに地域がキャンパス、地域のキャンパス OKIDAI VISION 2028OKIDAI GUIDE 2026 05ま ち の 魅 力に気づけた!

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