会長あいさつ

同窓会会長挨拶

金城 正弘の写真
[同窓会会長]金城 正弘

沖縄大学同窓会は、1964年11月28日 短期大学部、学部の1期生を中心に、棚原勇吉初代会長のもとに1800名余で発足しました。2014年11月28日同窓会創立50周年記念式典・祝賀会を沖縄大学の長濱正弘理事長、仲地博学長を はじめ、那覇市の久高将光副市長(城間幹子市長代理、本学卒業生)列席のもと歴代の同窓会長、同窓生、沖縄大学関係者が多数出席するなか盛大に開催することができました。

沖縄大学は、1958年6月戦後復興期の真っ只中、創立者嘉数昇氏の人材育成への志と情熱により、沖縄短期大学を前身とし、戦前、戦後初めて私立の高等教育機関として琉球政府のもとに設立されました。当時の沖縄は米軍政府による植民地的支配下に置かれ、法律、政治、経済体制のすべてに統制されていました。混沌とした生活環境のなか『昼働き、夜学ぶ』開学当初の先輩方の刻苦精励の姿は、これからの沖縄の明日を拓く向上心に強い決意と希望に満ちた自信を抱いていたのではないでしょうか。大学の草創期には、大学の在り方をめぐる民主化・自主管理闘争を経て、1972年の沖縄返還は政府・文科省の進める大学統廃合の政策に抗い、自主存続を貫き廃校の危機を乗り越えました。その気概と自負心、旺盛な自立心が伝統ある学風を築き、大学の自治と学問への真摯な姿勢が今日の学生へと受け継がれているものと確信します。

日本の高等教育は、グローバル化する国際社会の中で大きな岐路にあると思われます。18歳人口の減少は学生確保に向けた競争的環境のもと、それぞれの大学の生き残りをかけた教育改革が要求されています。文部科学省は、高大連携を図りながら入学者選抜の制度改革を含めた入試方法の変更、教育内容の可視化を通した学生の入学時から卒業までの到達度を求めるシステムの導入等、大学の社会的評価を見据えた制度改革を求めています。とりわけ地方の私立大学は教育内容の充実を図り、教育の質の確保と水準を上げることが緊要かと思われます。

同窓会は、沖縄大学の創立から57年目を迎え約2万5千人の会員を擁し沖縄県の政界、官界、財界、教育・文化・スポーツ界において多彩な才能を発揮し、地域の中でその存在感を高めています。県内の宮古支部、八重山支部、久米島支部と県外・国外の関東支部、台湾支部と5つの支部が同窓会のネットワークを広げる活動を展開しています。さらに女性部会と青年部会が同窓会活動の中心的役割を担い強力に支えています。かつて、マッチ箱3個と称されていた復帰前の沖縄大学の学舎は、高層化した新本館ビル、1号館、2・3号館、体育館が建ち、狭隘なキャンパスも勉学には相応な施設として整っている。『母校の発展と沖縄の未来へ貢献する同窓会』のキャッチフレーズは大学と同窓会との連携と協力なしには、発展はありません。同窓生の皆さまには、同窓会活動を通して沖縄大学の充実・発展にご支援とご協力を賜るようお願い申し上げます。