理事長挨拶

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[理事長]長濱 正弘

理事長挨拶

沖縄大学は1956年、琉球生命保険会社の社長であった嘉数昇により、戦後の復興は人材育成が最重要との強い思いのもと、また戦前から私立高等教育機関の無かった沖縄に教育の機会均等を実現すべく、私財を投じ「嘉数学園」が設立されたことに始まります。

1957年に沖縄高等学校を開校、1958年に沖縄大学の前身である沖縄短期大学が開学いたしました。1961年に県内初の私立4年制大学として「沖縄大学」への衣替えを果たし、2018年6月には創立60周年を迎えます。

1972年の日本復帰時に沖縄大学は文部省(当時)の設置基準に適合していないとの理由で存続の危機に見舞われました。当時の役員・教職員が一体となり、沖縄大学の存続意義、人材育成の実績などを県民、国民に訴え、県内外の多くの方々の賛同と国の理解を得、1974年2月に新生「沖縄大学」として文部省(当時)から設置認可を受けました。

再出発にあたり「地域に根ざし、地域に学び、地域とともに生きる、開かれた大学」の建学の理念を定め、人材育成を通じ地域社会の発展に大きく貢献してまいりました。創立50周年にあたる2008年には、更なる地域貢献の充実と地域社会と共創のできる人材育成をめざし「地域共創、未来共創の大学へ」の新宣言を行い大学憲章として制定しました。

現在沖縄大学には2部4学科、4専攻コース、6副専攻コース、および大学院が設置されており2,000名余の学生が学んでおります。 卒業生も25,000名を超え、政治、行政、教育、経済、スポーツなど各界で多くの卒業生が活躍しております。2014年に本学同窓会は50周年を迎え、盛大に記念式典が挙行されました。

沖縄大学は開学以来、絶えず地域社会のニーズや時代の変化にあわせた新学部・学科、専攻コースの増設、見直し、カリキュラムの検証などを行い、教育の充実をめざして大学改革に取組んでおります。その一環として2007年4月に小学校教員の養成を目的として「こども文化学科」開設いたしました。2016年度の小学校教員の採用試験に8名の現役生を含む37名が合格を果たすなどめざましい成果を上げております。

また2012年4月には福祉文化学科に保健体育教員養成、スポーツ指導者養成などを目的とした「健康スポーツ福祉専攻」を開設しましたが、時代にあった専攻コースとの評価を受けており、高校現場やご父母も卒業後の可能性に高い期待を寄せています。

サークルや学生団体、スポーツ部の活躍など学生活動は活発で、中でも聴覚しょうがい学生支援として取組んでいるノートテイク活動は、2014年11月「第10回日本聴覚障害高等教育支援シンポジウム」において高い評価を頂き、新人賞を受賞いたしました。

1976年に大学の地域貢献活動の一環としてスタートした公開講座「土曜教養講座」は今年41年目を迎えます。同講座は今年4月には543回を数え、多くの県民に支持される長寿講座として県内外から高い評価をいただいております。
2012年11月には同講座の長年の活動が認められ、沖縄タイムス社の社会活動賞を受賞いたしました。今後も引き続き各界の専門家を招き息の長い活動をしてまいります。
その他の公開講座として、購買の科学、泡盛マイスター養成講座などを学外の機関や企業のお力を頂きながら継続して開講しております。

今後も昨今の社会情勢、雇用環境、グローバル化などに対応する「自立した市民の育成」をめざした教育改革を役員・教員・職員一体となり実行してまいります。引き続き御支援賜りますようお願い申し上げ挨拶といたします。

2017年4月