沖縄大学の理念と建学の精神

沖縄大学の理念と建学の精神

沖縄大学憲章~地域共創・未来共創の大学へ~

沖縄大学は、本日創立50周年の記念日を迎えるにあたり、「地域共創・未来共創の大学へ」を新たな建学の理念として確認し、以下の3つの目標を立て、実行することを宣言します。

1. 地球市民・地域市民の共育の拠点

(1)地球市民のための知の集積の拠点:

沖縄大学の建学の理念である「地域に根ざし、地域に学び、地域と共に生きる、開かれた大学」を大学存立の使命とし て深く自覚し、21世紀型社会である「グローカル社会」の要請に応える形でこの理念を「地域共創・未来共創の大学へ」と発展させ、地球大で考え足元から 行動を起こす21世紀型市民である「地球市民」の共育をめざします。

(2)地域市民のための地域教育の拠点:

沖縄大学は、地域に根ざす大学として沖縄にしっかりと根をおろし、教育と研究の相乗効果で沖縄の活性化に尽力し、そのことを通じて学生を共育し大学の活性化を図ります。また、県都那覇市にある大学として、「人々が相互に交流し、実践し、生涯学び続ける地域教育の拠点」となることをめざします。

2. 地球環境・地域環境に貢献する教育研究

(1)地球環境に取り組む実践教育:

21世紀は、環境危機が深刻化する世紀です。地球温暖化が進行すれば、沖縄の未来も、世界の未来もありません。沖縄大学 は、「エコキャンパスからエコシティへ」というスローガンを掲げる大学として、まず足元のキャンパスから始め、沖縄から世界に向けて地球温暖化防止の実践教育を展開します。

(2)地域環境に取り組む研究提言:

戦争は最大の人権・環境破壊です。世界で年間150兆円も注ぎ込まれるといわれる軍事費は、貧困や地球環境問題などの地球規模の課題を解決するためにこそ使われるべきです。そのために沖縄大学は、自立した平和な沖縄を実現すべく、沖縄を軍事基地のない島とする多様な研究提言や実践に取り組みます。

3.共創力を育む大学教育への変革

(1)ユニバーサルな大学づくり:

現代の大学には障がいのある学生を含め多様な学生が入ってきます。沖縄大学は学生の力に依拠しつつ大学の責任を果たし、 多様な学生の学びと育ちを支援するユニバーサルな大学づくりをめざします。

(2)人間力としての共創力の涵養:

沖縄大学が育成をめざす21世紀型市民とは、「他者との対話と協働を通じてより良い社会を創っていく力のある人間」、「日々変動する社会の中で生涯学び続ける意志を持ち自らの人生を切り拓くことのできる人間」です。こうした21世紀型市民として学生を育成するために、沖縄大学の教育課程の編成にあたっては、「何を教えるか」ではなく「何ができるようにするか」を重視します。アジアの人々との共生の基盤となる異文化への関心 と理解力を高めます。「競争力から共創力へ」、このスローガンのもと沖縄大学は、学生たちが互いに助け合い、教えあい、育ちあう環境を整備し、対話力・共創力・実践力のある人間の育成に努めます。

(3)学生主体の学びの場の共創:

人は、教えられることによって育つよりも、むしろ試行錯誤を含めた実践を通じて自ら学ぶことにより育つものです。従って 大学づくりにおいては、学生を大学の主人公にすえ、学生の可能性を最大限に引き出し、学生の主体的な参加を得て更に活力のある沖縄大学へと自己変革していきます。学生も教職員も、大学づくり、地域づくりの実践の中で育ち、育てられ、そのことを通じて沖縄大学は、今まで以上の高い評価を地域社会から勝ち得ていきます。

沖縄大学は、以上の3つの目標の実現に日々努め、地域共創・未来共創の大学に向け邁進します。

そのことを通じて沖縄大学は、更なる発展をめざします。

2012年10月29日

沖縄大学の3つのポリシー

◆アドミッションポリシー(入学者受入の方針)

本学の理念「地域共創、未来共創の大学へ」を理解した学生を広く国内外から受け入れます。

  1. (1)沖縄大学の理念「地域共創、未来共創の大学へ」に関心をもっている人
  2. (2)自ら学ぼうとする意欲と、他者と協力する姿勢のある人
  3. (3)入学後の学習に必要な基礎的学力のある人
  4. (4)将来の夢を具体的に説明することができる人

◆カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

全ての学生に提供する科目の中で、本学の理念が実現できるよう以下のような方針に基づき、教育課程を編成し実施します。

  1. (1)共創力を身につけるための基礎力(知識、語学力、コミュニケーション力)をしっかりと養成する。
  2. (2)他者と交流しながら、主体的に学び、現場での体験も含め、共創力を養成する。
  3. (3)専門科目を設置し、専門的な知識を学びつつ、自らの課題、地域の課題に挑戦する力を養成する。
  4. (4)副専攻制度を導入し、複眼的に思考する力を養成する。

◆ディプロマポリシー(学位授与の方針)

所定の単位を修め、次のような能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与します。

  1. (1)人間社会や自然環境などについて幅広い教養を有し、複眼的な思考ができる。
  2. (2)専門分野についての体系的知見を有し、社会で活用することができる。
  3. (3)他者の立場に立って考え、協働でき、コミュニケーション力、共創力を有し、地域社会のキーパーソンとなれる。
  4. (4)地域社会と向き合い、未来を共に創っていく能力をもち、生涯にわたって主体的に学び続けることができる。