在学生の声(大学院)

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在学生

毛 屹峰

【2020年度入学】
1:大学院進学や本学を選んだ理由をお聞かせください
私は上海健康医学院を卒業後、少しの間就職していたのですが、幼い頃からの夢である日本語習得と日本への留学を実現したいと思い、思い切って留学することを決意しました。たまたま父の知り合いがいる沖縄を留学先に選んだのですが、沖縄で生活しながら日本語を勉強している中で、沖縄の生活のあちこちに中国、特に福建文化の影響があることを知りました。そのうち、段々と沖縄の歴史や文化に興味を持つようになり、そのまま沖縄の大学院に進学して本格的に琉球史を研究したいと思うようになりました。日本語学校を出た後、琉球大学で1年間は科目等履修生として沖縄に関する知識を学びました。ですが、特に中国と琉球の関係である中琉交流史を研究したいと考えており、沖縄大学大学院では、県内で唯一中琉交流史を専門に学べると知ったので、本学の大学院に進学することを志望しました。ですが、最初の1年はまだ大学院に進学するために必要な就学年数が足りていなかったので、研究生として沖縄大学の法経学部に受け入れてもらい、そこで中琉交流史について学びました。現在は、本格的に中琉交流史について一次史料を読み解きながら研究を進めています。

Q2:現在、取り組まれている研究について
私の研究題目は「清代琉球王国の進貢貿易についてー進貢品の分析を中心に」です。進貢貿易に関する研究は中日両国で盛んでありその研究蓄積は豊富です。なぜなら、中琉交流史は進貢貿易抜きには成り立たないからです。とはいえ、両国における進貢貿易の研究は日本側だと進貢貿易のシステムそのものに着目することが多く、中国では朝貢体制下の属国琉球の進貢貿易についての研究が多い印象があります。私もご多分に漏れず、まずは進貢貿易から研究しようと考えました。しかし、すでに多くの先行研究が存在する中で、新しいテーマを考えていたとき、進貢品そのものに着目してみようと思い至りました。調べてみると、中国では近年、明清代の档案資料のデジタル化と公開が進んでおり、それらの資料も活用しながら、特に沖縄側に残る琉球史料を使って、琉球がどのように進貢品を調達していたのか、どのようにしてそれらの進貢品が中国に届けられていたのかを調べられるのではないかと思いました。せっかくならば、中国人が解読できない琉球の古文書史料も読み解きながら研究ができれば、少なくとも中国国内にはない研究ができるのではないかと考えました。それこそが、私が沖縄大学大学院に進学した最大の理由です。現在は修士2年生ですが、前田先生の1年生の講義やゼミに参加しながら、琉球史料を読んでいます。そこには、中国の研究では知ることができなかった琉球側の政治事情、社会状況を知ることができ、物品1つ1つの準備に莫大な資金と労力、政治力を使っていたことが分かります。琉球という小さな国が苦労して中国に朝貢していたことを知ることができたのは、中国人の私にとっては大きな成果です。

Q3:修了後はどのような進路を希望されていますか
この間まで、卒業した後は日本で仕事を探すか、それとも帰国して地元の企業で働くか迷っていました。ですが、家族とも相談し、ようやく習得できた日本語力を活かす仕事を見つけたいと思うようになりました。今は、大阪で日本語や中国語を使った仕事がしたいと考えています。日本での仕事を通して、自分の視野を広げ、色々な経験を積んでいきたいと思っています。

Q4:沖縄大学大学院への進学を検討している方へメッセージをお願いします。
大学を卒業した後、更に自分の興味のあるものを研究したいのであれば、沖縄大学大学院は良い選択だと思います。私自身、沖縄大学大学院に入ってから、自分の研究を通してより専門的な知識を身につけることができました。教授の指導のもと、自身の視野も広くなりました。大学院ではより多くの知識を学ぶことができ、院生たちや教授らとの交流の中でも新しいインスピレーションを得たり、自分の足りないところを見つけたりすることもできます。これらは自分の研究にとって、非常に大きな助けになると思います。

修了生

城間 かおり

【 2020年度修了】
1.大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部生時代から、大学院でさらに学びを深めたいという希望はありましたが、卒業して就職する道を選んだため、その時は叶いませんでした。社会人になり十数年が立ち、現場で感じる疑問を解決する方法を学会発表という形で自分なりに行っていましたが、きちんとエビデンスを作る方法について学びたいと感じるようになりました。
沖縄大学は、社会人にも広く門戸を開いていたため選びました。
2.どのような研究活動に取り組まれたのですか
高齢者医療に関わってきたため、高齢者に特化した栄養指標、入院時のルーチン検査で管理栄養士の介入が必要な方にいち早く介入できる指標がないかについて研究しています。
現場でもった疑問をどうエビデンスとして蓄積することができるのか、沖縄大学で学んだ方法論を後輩たちへシェアしていくことができればと考えています。
4.沖縄大学現代沖縄研究科に進学を考えている人へのメッセージ
沖縄大学現代沖縄研究科には、社会人が多くいらっしゃいます。社会に出て感じた疑問を、どう解決できるのかさまざまな分野で活躍されている方とディスカッションし理解を深めることができます。とはいえ、修士課程2年はあっという間です。自分の研究テーマをしっかりイメージして、学びを深めてください。