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2026年度 琉球弧研究班

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応募者一覧

個人の部

タイトル研究の目的研究者・成果
1.斎場御嶽と沖縄各地の御嶽の比較から見る文化的価値世界文化遺産にはタージマハルや自由の女神、万里の長城などといった歴史的背景を持つ世界的に有名な名所があり、斎場御嶽は2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産の一つとして、その有名な名所の仲間入りした。そこで、なぜ数ある沖縄の御嶽の中で、斎場御嶽だけが世界的に評価されているのか、他の御嶽にも可能性はないのか気になった。沖縄各地の御嶽を比較することで文化的価値の違いや世界文化遺産になる可能性を調査していく。自然や南城市が好きだからこそ、地域のことを知りたいと思い、「斎場御嶽と沖縄各地の御嶽の比較から見る文化的価値」をテーマに決めた。       研究者:比嘉彩登
2.琉球家譜研究 本研究の目的は、主に琉球家譜を利用して自身のルーツを明らかにすることである。自身のルーツに興味を持ったきっかけは、中学二年生の頃、母と祖父から突然家系図を見せられたことである。そこで私は、自身の先祖が何をしていたのか、どのような人生を歩んでいたのか知りたいと思い、自分なりに調べるようになった。
 本研究では、前田先生からご指導をいただきながら本格的に追究し、先祖の歴史を明らかにして目に見える形で残したいと考えている。
研究者:宮城里采
3.戦後から考える平和教育~伊江島のLCT爆発事件を通して~私は祖母の家にあったLCT爆発事件の記念誌を読んで衝撃を受けた。LCT爆発事件とは、1948年8月6日に伊江島で起きた事件だ。この事件は未使用の爆弾を海中投棄するため、米軍爆弾輸送船LCTに125トン分のロケット弾頭が積まれており、それが荷崩れして大爆発が起きたという事件である。この爆発で死者107名、負傷者約70名、家屋が8軒全焼し、大きな被害が出た事件である。しかし、戦争体験の継承が課題となる中で、この出来事がどのように語り継がれ、記録されてきたのかについて考える必要があると感じた。そこで本研究では、伊江島LCT爆発事件がどのように人々に伝えられ、継承されてきたのかを明らかにすることを目的とする。また、この研究を今後の平和教育教材の作成につなげたいと考える。研究者:名嘉山茉耶

グループの部

タイトル研究の目的研究者・成果
1.関係人口の可能性と課題~渡名喜村について~全国で人口減少が進行している(住民基本台帳)。こうした状況を受け、各地域では地域を維持するために、「関係人口」の創出に向けた取り組みが行われている。関係人口とは、「移住した定住人口でもなく、観光に訪れる交流人口でもない、地域や地域住民と継続的に関わる人々」(総務省)を指す。本研究では、これまで各地で実施されてきた関係人口創出プロジェクトを分析し、特に人口減少が進行している渡名喜村において、どのような取り組みが関係人口の増加につながるのかを考察したい。また、本研究を通して、地域資源や文化を活かした持続可能な地域づくりについて検討し、渡名喜村の魅力と価値を次世代へ継承する方法を探究したい。研究者:佐伯亮磨、石川七海、糸数秀汰、糸数昌瑛、岡田莉々紗、賀数翔天、松原琉華
2.沖縄中部におけるエイサー発展の背景私たちは中部に住んでおり、エイサーは身近な存在であった。中部では、全島エイサーといった大きい規模のイベントが開催される。しかし、大学に入り糸満や南城市に住んでいる友人と交流していく中で南部では中部ほど盛んではないことを知り、その地域差に疑問を持った。そこで本活動では、エイサーの歴史や起源を調査するとともに、なぜ中部地域で発展したのかについて、地域性や青年会の存在、戦後復興との関わりなどの観点から考察する。また、資料調査やフィールドワークを通して、現代におけるエイサーの役割や継承の課題についても理解を深める。研究者:粟國美音、安慶名あいり  
3.沖縄平和祈念公園と済州島魂魄の塔にみる戦争記憶の継承沖縄と済州島は、どちらも美しい自然を持つ観光地として知られているが、その背景には戦争や国家暴力によって多くの住民が犠牲となった歴史がある。沖縄には沖縄戦、済州島には済州4・3事件という悲劇的な歴史が存在し、現在でも慰霊や記憶継承が行われている。本研究では、沖縄平和祈念公園と済州島の魂魄の塔を比較し、それぞれの慰霊施設がどのように歴史を伝え、記憶を継承しているのかを考察する。また、観光地として知られる地域の中で、悲惨な歴史がどのようにして語り継がれているのかについても注目したい。研究者:野原凜、深山夏帆
4.「島に刻まれた沈黙~宮古島における慰安婦問題をめぐって~」中学校・高校生時代の平和学習で戦争での沖縄の女性の生き方について学んだ。沖縄では辻遊郭の女性たちが「慰安婦」とされたことも学んでおり、「慰安婦=韓国人」と考える本土と沖縄県の考え方の違いがあることに気づいた。そのため、沖縄の慰安婦問題について詳しく調査しようと考えた。講義で学んだ慰安婦問題について理解を深め、宮古島における実態とその背景を明らかにしたい。                                 地域ごとの具体的な事例に注目することで、この問題をより、身近なものとして捉え直したい。また、現代において私たちに何ができるのかを考察する。    研究者:與那幸華、喜納由彩
5.沖縄県離島における学校給食の地産地消および食材料管理の現状調査 本研究は、沖縄県離島においてフィールドワークおよびインタビュー調査を行い、学校給食における地産地消や食材料管理の現状を明らかにし、地域の実情に応じた学校給食のあり方を検討することを目的とする。沖縄県では県産食材の活用が推進されている一方、離島地域では輸送や安定供給、関係機関との連携など、本島とは異なる課題があると考えられる。
給食センターの栄養士や行政担当者への聞き取りを通して、現場で行われている工夫や課題を把握し、沖縄県離島の地域資源を活かした持続可能な学校給食のあり方について考察する。
研究者:冨山愛華、金城穂香
6. 沖縄県知事選における離島の変化~昔と今を比較して~沖縄知事選で離島がどのように考えられてきたのかを昔と今を比較しながら調べる。特に、年々減少している離島人口の現状や、過去と現在での投票の違いに注目したい。これまで離島は、経済発展や生活環境の改善が重視されてきたが、近年では、安全保障や自衛隊配備などの問題も大きな争点となっている。この変化を通して、離島の現状や沖縄県知事選変化について理解したいと考え、このテーマを選んだ。研究者:浦崎康平、大谷聖也、神田竜寿、金城南和、平良春佳、徳里心花
7.沖縄県知事選における離島に関する政策の変化沖縄県知事選挙において提示されてきた離島政策の変遷を整理し、渡名喜島を対象としてその政策が小規模離島の実態にどのように影響してきたのかを明らかにすることを目的とする。
また、本島と離島との間に生じる乖離や課題を検証し、持続可能な離島振興のあり方について検討する。
研究者:嘉手納良伍、山口大雅、吉田愛音、屋比久優也、新城夢大
8.沖縄刑務所における改善指導の在り方について 本研究の目的は、刑務所における改善指導、すなわち受刑者の再犯防止および社会復帰を目的として行われる生活指導、職業訓練、教育支援、更生プログラム等の取り組みに着目し、沖縄の刑務所におけるその実態を分析することである。その上で、現行の改善指導が抱える課題を明らかにし、より効果的な指導の在り方を検討することを目的とする。とりわけ沖縄は、本土と比較して雇用機会や所得水準、地理的孤立性といった地域特性を有しており、出所後の社会復帰において独自の困難を伴う可能性がある。そのため、沖縄における改善指導の在り方を検討することは、地域社会における再犯防止と安全確保に重要な意義を持つ。さらに、本研究では、沖縄の刑務所の取り組みを他地域の刑務所と比較することで、その特徴や課題を相対的に明確化し、地域特性に応じたより実効性の高い改善指導モデルの在り方を提示することを目指す。      研究者:島袋航、熊谷成永、湧川直樹、徳元新士
9.沖縄県における受刑者の社会復帰について 本研究は、沖縄県における受刑者の社会復帰支援の現状を明らかにし、再犯防止に向けた課題と改善策を検討することを目的とする。私たちは昨年度、既に沖縄刑務所(沖縄県)や、福岡刑務所(福岡県)・麓刑務所(佐賀県)を訪問して、社会復帰のための指導の様子を見学してきたが、刑務所の中の施策だけでは受刑者の社会復帰のためにできることは少ないと感じた。そのため、刑務所の外である沖縄県特有の雇用環境や地域社会に着目し、受刑者の更正にどのような影響を与えているのかを分析する必要がある。本研究では沖縄や県外の刑務所、そして更生保護施設などの見学を行うことによって、改めて沖縄刑務所の受刑者状況を把握した上で、受刑者の社会復帰の在り方を考えることを目指す。研究者:高良優志、西表晃平、知念颯汰、富山倖成
10.離島と本島の子供達に自然教育を実践し比較する試み 子供達が暮らす環境(離島か、本島)によって、自然に対する意識や学びの効果には違いがあると考えている。しかし、その具体的な差や地域ごとの課題が十分に明らかになっていない。本企画では、環境の異なる二つのグループに共通の自然環境をテーマにしたワーク(授業)を実施し比較することで、それぞれの地域特性に応じた効果的な指導法と今後の自然教育における 課題を導き出すことを目的とする。研究者:安里千尋、上間優奈、金城樹輝、玉城琉晴、當山奈海、友利楓、仲村小春、仲村玲美、牧野真颯、松尾愛望、宮里佳奈、宮平寧音
11.沖縄の食育本プロジェクトの目的は、沖縄県の課題である「子どもの肥満」および「生活習慣病の若年化」に対し、エンターテインメント性を備えた体験型食育を通じて解決の糸口を提示することです。
かつて長寿県として知られた沖縄ですが、現在は食の欧米化や車社会の影響により、全国と比較しても健康指標の悪化が深刻です。本活動では、子どもたちが「迷路やクイズ」を通して楽しみながら学ぶ場を提供します。幼少期から「食べることと身体の健康」の繋がりを自分事として捉える感性を養うことで、将来の沖縄を担う世代の健康増進に寄与することを目指します。        
研究者:河祐妃、末吉英星、平良美優、登野城はな、神谷秋津、多和田蒼、多和田后
12.過疎地域における教育の比較研究 ―沖縄本島北部僻地と近海離島の複式学級に焦点を当てて―沖縄本島北部の僻地校と近海離島(渡嘉敷島・渡名喜島等を想定)の小規模校を対象に、複式学級での教育実態を比較分析する。多様な背景を持つメンバー(異文化教育・インクルーシブ教育の視点)が連携し、過疎地域におけるICT活用や人間関係のあり方を調査する。各校の特色ある実践を抽出することで、地域に根ざした持続可能な教育モデルを考察することが目的である。        研究者:花城満月、佐久間そな、仲宗根駿介