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2020年度 琉球弧研究支援プロジェクト

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応募者一覧

個人の部

タイトル研究の目的研究者・成果
1.『近世琉球における首里の士族社会についてー乾隆年間の河川改修事業を中心にー』本研究では、『向姓家譜正統名護家』や関係資料を基に役人達の家譜を収集し、近世琉球の国家プロジェクトともいえる大規模な河川改修にどのような士族が関わっていたのかを明らかにしたい。そして、士族間の関係性を整理することで近世琉球における士族社会の諸相を探ってみたい。研究者:兼城夏芽
            
2.『琉球家譜から見る近世泊士の位階と昇進について』本研究の動機は、琉球において4つの町方の1つである「泊村」という地域が、琉球王国時代にどのような役割を担っていたのか、または担わされていたのかを調査しなければ、琉球王国の実体は判然としないと感じたためである。現在、泊村についての研究は管見の限りあまりみられず、そのうえ関係資料が散逸している。泊村は琉球国内で重要な位置を占めていると思われることから、当該地域についての研究が空白になると、琉球史はもちろん、関連する離島各地の研究においても欠落が生じてしまう。その空白を補うためにも、本研究では泊村の歴史に焦点を当てたいと考える。本研究では、泊村研究の足掛かりとして現存する泊系家譜の分析を行い、そこに記されている「泊士」らの位階と昇進を見出すことで、今後の泊村研究に役立てたいと考える研究者:新田和馬
            研究成果はこち
3.『護佐丸・阿麻和利の乱について~これまでの研究整理と新たな視点~本研究の動機は、2年ゼミで歴史を学ぶ中で、自身の先祖について関心をもったことがきっかけであった。色々調べるうち、筆者の先祖は琉球王国時代の有名な武将であることが分かった。さらには、その先祖が歴史上有名な「護佐丸・阿麻和利の乱」に関与したことが判明したので、先祖の関わりという視点から同事件について調べてみたい、というのが本研究の動機である研究者:新垣雄大
            研究成果はこち
4.『島嶼地域における「軍事基地のプレゼンス」と住民の意識調査』本研究は、筆者が2019年度琉球弧研究支援を活用し、おこなった個人研究をきっかけに、島嶼防衛の一連の諸施策である、奄美諸島および宮古島・八重山諸島の自衛隊配備問題を主要なテーマとして取り扱っている。本研究における筆者の問題意識は、一連の自衛隊配備を「軍事基地」と「基地経済」として捉えたとき、地域経済や地域コミュニティの衰退を招くことへの憂いである。また、国家が軍事基地のプレゼンスを主張する際に多用する「抑止力」は、必ずしも地元住民の意識と合致するものではなく、近隣諸国からも当該自治体そのものが「脅威」として映りかねないということである。本報告書では、本年度研究として新たな文献資料調査を行い、この知見を含めて、前年度調査研究における石垣島でのフィールド調査結果を再考察する。研究者:我如古ももこ
            研究成果はこち
5.『池間島の伝統文化と池間島の地域教育の繋がり』
伝統行事から暮らしを分析し、その暮らしで生まれた文化や地域性、生活と教育がどう言った繋がりを持つのか探る。研究者:林まき
            研究成果はこち
6.『一人暮らしの高齢者が安心して暮らせる地域コミュニティ実現のために』今回の研究では主に少子高齢化問題からくる孤立・孤独死について現在の沖縄地域の支援の現状について研究したい。また、孤立・孤独死が起こる背景には一人暮らしであることで健康状況の悪化に周りが気づける状況ではない。また、それが原因で亡くなっている状況に気づきにくい。などの現在の地域福祉の問題の一つである地域における人間関係の希薄化も関係している。そのことを踏まえた上で、今回研究では主に「一人暮らしの高齢者」に対象を絞り、各市町村で行われている支援について調査し、支援活動の現状を知った上で現在孤立・孤独死の防止にはどのような地域支援システムが必要なのか?「一人暮らしの高齢者」に向けてどのような支援やサービスがあれば安心して暮らすことができるのだろうと支援システムを考えたい。研究者:志藤真央
            研究成果はこち

グループの部

タイトル研究の目的研究者・成果
1.『八重山諸島の学童保育の教育方法~沖縄本島と比較して~』研究の目的としては、沖縄県の子どもたちの現状を知る、ということです。学童を調べることを通して子どもたちの現状を研究しました。研究の動機は、小学校以外の子どもたちの居場所を知りたいという興味からです。研究者:久我はづき 他4名         研究成果はこちら
2.『ユタとノロの関係性』この研究を行うことで、県民の方たちやお年寄りが知っている「ユタ」の歴史やどんな役割をしているのかなどについてもっと若者たちにも知ってほしい。そして、「ユタ」だけではなく、「ノロ」についても同じように知ってもらい、「ユタ」と「ノロ」の違いについて少しでも分かってもらえたらいいなと思う。研究者:石川琉人 他4名
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3.『八重山地方における小学校の危機管理について』(特にコロナ問題に関わって)本土や沖縄本島から離れている地域でも同じようにコロナ対策がおこなわれているか気になったため。研究者:島袋小春 他3名
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4.『子ども食堂について』私たちは、沖縄の子どもの貧困率が高いことを知った。その沖縄でどういった対策がされているか調べた結果、子ども食堂があることを知り、興味を持ちさらに調べようと考えたため。研究者:仲本ひびき 他4名
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5.『琉球舞踊と組踊の認知度に関する調査研究』踊りという分野で代表的な琉球舞踊と組踊、この2つについて沖縄県が観光客に行ったアンケートよると認知度や理解度に大きな差が存在した。その結果を見た際にこの差はどのようにして生まれているのか、どの様にすれば埋めることができるのかという疑問を持ち、琉球舞踊並びに組踊が、今後発展していくためにはどのようなアプローチをしていくべきなのかを考えていくべきだと思い、研究のテーマとした。研究者:幸田琉南 他2名
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6.『県内の都市化と環境問題について』研究の動機は、道路工事などが増えている中で、動植物への影響がどのようなものなのか、それに対する機関の対応などはどうなのか気になったからである。最終的に沖縄の環境問題を改善するために私たちに何ができるのかを見つけることを目的とした。研究者:福里咲 他5名          研究成果はこちら