2020.02.15#イベント
第569回土曜教養講座『社会から隔絶された少年たち ―どんな状況にあっても立ち直りができる社会とするために―』が開催されました
2020年2月15日、第569回土曜教養講座「社会から隔絶された少年たち ―どんな状況にあっても立ち直りができる社会とするために―」が、okinaw開催されました。
登壇者は、法務省矯正局 少年矯正課長 小山定明 氏、認定NPO法人育て上げネット理事長 工藤啓 氏、特定非営利活動法人 社会理論・動態研究所・研究員 打越正行 氏、地域研究所 所長 島村聡が務めました。
■視聴者からのご感想
- 少年院や鑑別所のことについて知らなかったので、すごく良かったと思います。社会全体として、多様な人を受け入れ認める環境づくりが大切だと感じました。(50代公務員)
- 打越先生のお話は、ジュンク堂の講演会で聞いて大変興味深かったので、本日こちらに来ました。今日聞いた話は、ジュンク堂で聞いたものとはまた違い、大変面白いものでした。また、工藤先生の就労支援の話も、大変興味深いものでした。(40代公務員)
- 社会復帰のために少年院等で更生に努力している少年少女達がいることを、また、そこで少年達を支援している人達がいることも知る事ができたのは良かったと思います。今回出てきたことを社会の問題化していき、皆で考えていけたらいいなあと思っています。講話の中でもありましたが発達障害又は虐待をうけた人の教育プログラムをより知りたいと思いました。(60代)
- 少年鑑別所は少年自身の非行要因を見つけ出して、少年院は5つの矯正指導や社会復帰を目指す施設と分かりました。社会に展望を見いだせず、社会復帰するには自らの特技を磨いて、そこから自尊心回復を計り、人にあった就労を見つける事が大事だと思いました。少年少女たちの排他的な社会観念で孤立させず、アクティブで希望に満ちた彼等にとって必要に思えた。(20代沖大生)
- 途中からの聴講になりましたが、わかりやすく良かったです。ただ、時間が短かったようで全てを話せなかった演者の人もいたので、数回に「分けていっても良い内容だと思いました。(50代会社員)
- 「育て上げネット」のお話は短くまとめられてると思いました。打越さんの声や話すスピードが速く、笑った時に声が聞こえずもったいないと思いました。今の時代、数十年前のようなヤンキーはいないように思います。学習無気力、将来の見通しのない子、家庭・地域の教育力不足、企業が中・高校生の安い働き手を雇用するなどの課題が多いと感じています。工藤さんの「自由に寄り添いが出来る人」賛成です。(30代学校関係者)
- 少年鑑別所と少年院の違いがなんとなくわかりました。社会から離れたイメージでしたが、少年院等も社会の一部だということを知り、改めて居場所というものがどういうものなのか、どうあるべきなのか考えることができました。学校に執着がない、学校に行く意味がない子ども達にとって、学校は何ができるのか、ということを今後考えていきたいです。ありがとうございました。
- 打越先生のお話とても響きました。今、社会問題となっているなかなか見えない“半グレ”について。ヤンキー→上下関係集団→半グレの実態解明(研究)が進むと、社会問題の解決の一助になるのでよいかと思いました。(40代会社員)
- 小山定明先生の少年院や少年鑑別所の現状や、工藤啓先生の就労支援、メンタルや学力等についてのお話と沢山の知識をいただきました。打越先生のヤンキーの子供達のお話は状況が良く理解できるので笑いと共感がありました。島村先生にお願いがありますので、宜しくお願い致します。児童相談所のほんとはどんな所なのか、児童園の子供達の実情をいろいろと調べて改めるべき所等です。(70代)
- 初めて参加させて頂きました。ありがとうございます。私も児童福祉分野で働いております。違う目線から物事をみたいと思いましたが、多角的な視点で物事を聞くことができました。仕事に活かせるように頑張りたいと思います。「どっちも大事に」。(30代公務員)
- 支援の実際(具体例)やむずかしさ、地域の大人としてできること求められていること。などをもう少し詳しくお聞きしたかったです。打越先生のお話はとても良かったです。新しい情報でしたが「建築業のナゾ」「地元のナゾ」が少しわかりました。できましたら会場でPCでノートをとるのは控えてほしいです。キーボードをたたく音はまわりには耳障りです。(50代学校関係者)
- 打越さんの話は、沖縄の特質がよく分かり、今後の支援の参考になった。工藤さんの取組も更なる広がりを見せてほしい。(50代公務員)
- 少年院の描かれ方がNHKはステレオタイプで旧態であるという話が興味深かったです。我々はマスコミにイメージ操作させられているので、やはり現場の方のお話を伺う重要性があると思いました。他者の合理性を理解するエンパシーについても、キーワードだと思いました。(50代)
- 実践し今活動している方の生の話を目の前で聞くことはめったにできないこと、個では聞きにくかったり、聞けない様な事等を聞ける機会の場。実際の事、生身の事、かけ離れていて難しい事だけれど、このように目の前で生の声を聞くと自分の考えが変わってきたように思います。(50代公務員)
- 具体的なお話で理解しやすかった。そういう名称(少年院、少年鑑別所)はよく聞くと思うが一般の人達はよく知らないと思う。一般の人達にもPRが必要だと思う。そうすることにより、理解していくではないと思う。(70代以上)
- 育て上げネットの若者向けの高校等での金銭教育に興味をもっていたが、中卒が多い少年院等での経済の勉強を上手くいくことが大切で、その実践の話が聞きたかった。詐欺犯罪の増加について、若者意識についてききたい。(70代以上会社員)
- 少年院、少年鑑別所等の取り組みに関し無知であったので、今回は小山先生のお話から勉強させて頂きました。打越先生の「ヤンキーと地元」を読み、先生の参与観察の取り組みにとても感銘を受けておりました。今日は直にお話を聞けとても良かったです。(30代公務員)
- 沖縄のヤンキーを識るのに、多極的、多層的な切り口からの討論でとても勉強になりました。各者それぞれ意義深い内容でした。毎回このような沖縄の現状を聴く度に思うのが、なぜか全員本土の方々というパターンです。今はヤンキーと呼んでますが、昔は「あしばー(遊ぶ人)」と呼称してました。彼らに一念発起、そして支援者としてサポートしていきたいなと考えてます。(50代会社員)
- 少年院の話が知らないことばかりで驚かされた。(30代)
- 沖縄のヤンキーと本土のヤンキーとの違い。沖縄が第3次産業に頼っていたり、建設業を行う中で先輩との関係が大切。だから、地域との切り離しができないということにとても驚いたが、聞いて納得。ハマータウンの話もとても面白かった。ヤンキーの反抗にも工場で働くという将来の見通しを持っている。人からすればメリットがある。(10代沖大生)
- 百聞一兄なんだと。何を求めているのか?より何をして生き抜くのか?。想い(支援例と子どもたち)を合致させていく。今というより、これからを先回りして生きる術。究極、人の支援は人が埋める。(40代)
- 少年院や少年鑑別所のことをもっと理解して行きたいと思いました。沖縄にずっと住んでいて、周りにあたりまえに見ていたことを打越先生のおかげで客観的に見ることが出来、問題点がそこに沢山あることが感じとれました。(50代学校関係者)
- 三者三様の含蓄のある話で良かった。(70代以上無職)
- 気になっている部分だったので、多面的に話が聞けてとても勉強になりました。(20代学校関係者)
- ゲストそれぞれの視点からのお話が聴けたので満足した。(30代会社員)
- 聴きに来て良かったです。(20代学生)
- 「どんな状況にあっても立ち直りができる社会とするために」とてもよいテーマ、言葉だと思いました。具体的に何をすればいいのか、私なりに考えたいと思います。(50代会社員)
- 他者の合理性へ理解を示すという考え方を胸に刻もうと思います。(30代会社員)
- 参考になる内容で、子どもたちの将来の手助けをするうえでの心がけで大事なことを改めて学べました。今日のお話の情報を活かして、支援していけたらいいと思いました。(20代心理士)
- 色々な立場の話を聞けて良かったです。講師の話のポイント資料を有料でも頂きたい。(50代保護司)
- 打越さんの講話はわかりやすい。(60代会社員)
- 地域と少年達との接し方の勉強になった。担当している子の内情がすこし理解が出来た気がした。(60代保護司)
- 打越氏の話が最高でした。(60代)
- 少年院見学に行きたくなりました。実態を知るため。(40代会社員)