2020.01.25#イベント
第568回土曜教養講座『ひきこもった子どもと親たちーひきこもりだった子とその母親が本音で語るー』が開催されました
2020年1月25日、第568回土曜教養講座「ひきこもった子どもと親たちーひきこもりだった子と母親が本音で語るー」が開催されました。
登壇者は、認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイス代表理事の谷口仁史 氏、沖縄県子ども・若者みらい相談プラザsorae 主任支援員 臨床心理士の松本大進 氏、臨床心理士でひきこもり体験者の崎原旦陽 氏とその母親の崎原盛子 氏、本学地域研究所所長 島村聡が務めました。
■視聴者からの感想
- 知人のお子さんが、お母さまを亡くされてからずっとひきこもり状態でいます。何もできないでいる私ですが、少しでも何か知りたいと参加しました。苦しんでいる子ども達、その家族に光が届くようになればと願います。社会全体で力を合わせていかなければと強く感じました。(50代福祉関連)
- いろんな立場・面から話を聞くことができてよかったです。アウトリーチについて改めて考えさせられました。事前の情報収集も大切にします。(40代相談員)
- 今後、社会の中でとても重要になると感じました。どこか一カ所だけではなく、全県で取り組めるよう期待する。肝心な「ひきこもり」にならないことの対策(教育?)も同時に必要と思いました。(40代公務員)
- 地域課題に沿った内容で、役に立ちました。(40代公務員)
- キーワード「チャンネルを合わす」がよく理解できた。(50代公務員)
- ひきこもり支援で、ひきこもり当事者に寄り添って多方面で支援し続けて一日一日、一歩一歩、ムリせず社会復帰や日々の日常生活ができる社会や地域になると良いと思いました。(30代会社員)
- 来年度は、ひきこもり改革年度になるということがわかった。アウトリーチの具体的段階的準備がわかりました。当事者、親の気持ちに、子の気持ちそれぞれズレがしょうじることもわかり、当事者の気持ちをいかにわかってあげる事が大事かが分かった。それと共に、親の気持ちも理解することが大事ということが再確認出来た。(60代公務員)
- アウトリーチという支援が広がっていくと、窓口まで行きつくことのできない困っている方々に手が差し伸べられるなと希望を抱きました。しかし、細かな情報収集、事前準備が必要で丁寧に段階的なアプローチでなければ、安易なスタートでは失敗につながること、更に困難な状況に追い込んでしまう危険性を知りました。また当事者、保護者の話をきけて、寄り添う支援がどういうものかということを再認識できました。これからの関わりに活かしていきます。大きな学びになりました。小さなことから実践していきます。ありがとうございました。(50代学校関係者)
- 谷口さんとにかくプリントのどこを見ていいか分からず困りました。もったいなかった。松本先生のお話もっと聞きたかったです。なぜ沖縄は、ワーストに近くなりがちなのでしょうか。私達にできる事、やってはいけない事、学びたいです。コトバグラフィックすばらしかったです!!わかりやすい!!写メとりました。(40代一般)
- 「価値観のチャンネルに合わせ」「支援について多面的分析」「顔の見える連携・チーム支援」の大切さを改めて感じました。また、勇気を出して相談に行った際の対応から拒絶体験につながってしまう事から、相談支援員としてひとりひとり、ひとつひとつの相談対応に心を込める手。再度自分の振り返りになりました。ありがとうございました。(30代支援員)
- 問題が複合化しているから、地域社会で解決できない。アウトリーチの難しさを知れた。友人アウトリーチの本当に大切なポイントを今までおさえられていなかったのでは?と当事者の方の話を聞いて感じた。今回の話の中から多くの学びがあったので、自分なりに行動につなげるということ、学びを友人たちに伝える。(10代沖大生)
- 歴史的戦争背景もあり、親世代も子の世代も、自身に対して自らを受け入れたり、他者を受け入れたりすることを沖縄県民はなかなか発達してこなかった。そんな親世代から子世代へつながった血と地と知の中で、各々が自分を解放し認めることは大切だと感じました。又、支援員のおごりは怖いものだと。資格ではなく、人間力のある方に支援してほしい。黙って寄り添うのも支援、散歩にいくのも支援。支援現場の支援員の会話ほどひどいものはないなと感じました。(40代会社員)
- 教職すれば、この問題は解決といえるのだろうか。ゆがみを抱えたまま社会に対して「就職はない」「引きこもる」というのは繊細で真っ当な人間のメッセージなのではないかと思った。引きこもりを許せない社会というのはいかがなものか?引きこもる自由は我々にはないのだろうか・・・。問題を作り出しているのは誰なのだろうか。働かなくてもよい社会、ベーシックインカムみたいなものがあれば、ほとんどの問題が解決する。問題にならないように思います。(50代無職)
- リンキンパークが支援の糸口になった一方、ボーカルが自殺してしまったのはなんとも言えない気持ちになります。谷口さんの話が濃すぎてヤバかったです。シンポジウムも勉強になりました。(30代自営業)
- 現在、電話相談のボランティアで様々な方々のサポートに努めていますが、谷口氏のアウトリーチや重尽的な支援ネットワークの構築はとても参考になります。(60代一般)
- 谷口さんの活動に感激しました。閉塞感がまんえんする社会で、誰もが起こりうるひきこもり。希望・解決が見えにくい状況で、プロとしての姿勢、関わりが信頼関係を作り、本人の安心感、行動につながっていることがすばらしいと思いました。崎原さん親子のお話、松本さんのお話もわかりやすくて良かったです。アウトリーチの必要性、重要性、深さを感じました。最後のまとめもわかりやすかったです。ありがとうございました。(40代福祉関係)
- 具体的な支援プロセスを事例を交えながら知れて、とても参考になりました。「価値観のチャンネル合わせ」の大切さ、事前情報の収集と分析の大切さ、本人が好きなコトを全力で分析、一緒に楽しむという姿勢の熱さに感動しました。2部のシンポジウムでは、当事者の直接の声が聞けてよかったです。どんな場面で不安を感じるのか、また逆に、安心や信頼につながるのか、お話の中で感情の細かな動き、変化が伝わってきて勉強になりました。(30代福祉関係)
- 谷口さんが「まずは肯定」っていわれた言葉がとてもよかったです。生きづらい子どもたちが本当にたくさんいます。私もそうでした。私が小2のとき、引越して大好きなおばあちゃんと一緒に暮らせなくなり新しい小学校になじめず胸が苦しくなりました。小児科へ行ったときお医者さんが「学校や家で何かいやなことある?」と聞いてくれました。今思うとお医者さんはメンタルな部分だと思っていたのでしょう。「うちの家にも小学校の子どもがいるので遊びにおいで」とお医者さんがいってくれました。とてもいい医師だったなーって思い出しました。(50代一般)
- 貴重な講演を聞かせて頂きありがとうございました。「その人をどう支えるか?」に頭が捉われていましたが、「その人にどう支えて頂くか?」という言葉が目から鱗で、色々な支援(関わり方)があっていいのだと改めて感じました。県内の状況見て、やはり「つなぎ」または「つながり」ある仕組み作り、チームアプローチが重要。何より「本人の求めているもの、想い」に寄り添う(手立てを打つ)ことが大切!!(30代一般)
- シンポジウムの時に、当事者(崎原さん親子)の当時の想いや、今だから言えることなど声を聞くことが出来たのが良かったです。価値観のチャンネルを合わせるというのが勉強なりました。(30代会社員)
- 役場の相談員をしています。最近地域でひきこもりの相談があり、これから対応していく中で、色々と勉強したいと参加しました。訪問に対する姿勢など改めて考えさせられました。本当に参加してよかったです。ありがとうございました。要所要所で心に響く言葉や場面があり感動しました。この気持ちを忘れないようにしたいです。(30代公務員)
- これだけ盛り沢山の内容を学ぶことができるのは、とてもぜいたくだと感じました。現場に出ていく学生(こども文化、福祉)は、こういう話を聞いて現状をわかった上で子ども達に接すると、違う働きかけができるはずだと思い、学生の参加が少ないのがもったいないと感じました。(40代沖大教職員)
- 講演(谷口さん)多くの事例が紹介されつつ、国の施策も紹介されており、非常に内容の濃い講演だった。イントロ(松本さん)沖縄の現状がデータで良くわかった。シンポジウムは当事者の声と実践が話としてよくかみ合っていたと思う。特にテーマ別であることがよかった。まとめ(グラフィックレコーディング)の手法についての講演があれば良いと思います。(30代公務員)
- 本日は本当に有意義な学びの時間でした。自治体はひきこもりに関する実態を把握できず、対策がなかなか進んでいません。今日はそれを少しでも前進させるヒントが多くあったと感じます。(30代公務員)
- ひきこもりに対しての、多面的な勉強になりました。ありがとうございました。(60代公務員)
- ひきこもりや不登校への具体的な関わり方を理解することができてよかった。具体的な例もだしてもらって理解しやすかった。(20代会社員)
- 重要なひきこもりについて、全国の動向や県内事情を知ることができました。さらに当事者の話しで、この問題への理解が進みました。ありがとうございます。(50代公務員)
- 細かい分析、足りない視点教えてもらった。すごくいい!!後ろのイラストでやってる記録good!(40代会社員)
- 当事者、親の当時の思いが聞け参考になりました。今後のアプローチ方法の1つとして、いかせていけると思いました。また、谷口さんの取り組み、本人、家族の接し方もよく、手本としていきたいです。(30代会社員)
- 初めてこのような講演会に参加しました。目からウロコ、私に出来る事はないかと考えています。次の講座にも出席したいと思います。(60代一般)
- 当事者のリアルな話でイメージができた。(40代学校関係者)
- 講義の内容で「引きこもり」のことを学んだり、引きこもりの友人知人がいるのですが、当事者の方、家族から実際に詳しく話を聞くのは初めてだったので勉強になりました。(20代沖大生)
- ひきこもりについて、支援者としてどのように対応したらよいか困っていたので、とても参考になりました。(40代沖大生)
- アウトリーチという支援の仕方があることを初めて知り、支援者にとことんつきあうこと「価値観に合わせること」アプローチの事前準備がとても大事であることをしりました。(60代)
- ひきこもりの方をもつ家族のストレス大変だと思います。本人を上手に支えていく力を家族の方にエネルギー補給できる方法があると良いなと思います。(60代自営業)
- 「引きこもり」は地域住民からも話題に上がります。タイムリーな話題であるとともに、どうすればいいのかわからないというのが現状です。「アウトリーチの支援員の配置」施策が動き出すのは、今後期待大だと思います。専門性がないと、アウトリーチが難しいのが引きこもりのように思います。引きこもりは、8050問題にもつながる問題だと思うので、施策ができていくのはありがたいと思いました。(20代会社員)
- 谷口さんの講演も崎原さん親子の話もとても興味深かったです。毎年来ています。(50代公務員)
- 当事者からの話が一番聞きたかった良かった。(30代公務員)
- 息子は小3、4、5年の前半まで不登校でした。5年の後半から登校するようになりました。きっかけは、運動会のエイサーです。エイサーの大太鼓をやりたいというのが目標になって、登校するようになりました。何が本人にマッチングするのか、見つけるのが本当に難しいと思いました。今日は、色々振り返ることができて本当に良かったです。(60代一般)
- 具体的に当事者さんのお話が聞けたのは、とても良かったです。アウトリーチという言葉を初めて知りました。外からの働きかけは必要、やり方、本人の中にある。(40代学校関係者)
- 沖縄、全国の現状を知ることができました。また、当事者の思いをしることができました。今後の問題として、みんなで考えられる支援していくことができればいいなと感じました。(30代一般)
- シンポジウムについて、お母様も本当に色々やってこられたんだなと思いました。親が責められがちなこの社会の中で耐えられてこられて、今こうしてやわらかにお話しされている姿に感動しています。不登校は通学ありきだから、子も親も苦しくなると思います。通学以外で誰かとつながり、学ぶことができればいいと、社会もみんな気付いてきているはずです。それを10代(子供)の時に感じ取って不登校をする方々の感度の高さを大切にしたいです。(30代公務員)
- アウトリーチについて新たな情報として、今後の参考になりました。実際に体験した崎原さんが参加したことは、とても重要な事で、関係者に勇気を与えることになったと思う。(70代以上一般)
- アウトリーチ、マッチングの必要性を学びました。(60代一般)
- 谷口さんの話を直接聞けて良かった。行政も力を入れてる事がわかった。(50代一般)
- 長かったけど良い話が聞けて良かった。(50代一般)
- 谷口さんが佐賀で行っているしくみが沖縄にもできてほしい。(50代会社員)
- ひきこもり状況から、何かきっかけ(親の病気、生活費の不足、周りからの圧力)でできた方は一様に「働かなきゃいけない」と思っているが、複合的理由で一進一退します。支援に取り組む前の価値観の共有をしっかり行い、本人のニーズも合わせてじっくりとりくむことが良いのですね。しかし、機関の役割でできないことが多く悩みます。でも、地域ボランティアとしての関りをできることを考えたい。アウトリーチは厳しく難しいから必要ですね。(50代PS事業)
- 居場所のゴール(めあて)をもっての設立というところに、自分の職業、職種の必要性やあり方を考える機会となりました。ありがとうございました。(50代公務員)
- 本当に有意義な講座でした。議会の場からどんなことからできるか。担当部では及び腰です。さらに勉強していきたい。最後のまとめもとても良かった。(60代町議会議員)
- とても良かった。行政担当ですが、考えさせられたし、今後の進め方の参考にもなりました。毎回参加したいと思いました。(40代公務員)
- 谷口さんのお話の根底には「ひきこもり」は解決すべき問題という認識が見え隠れしていました。結局のところ、ゴールは“外出”“就労”“友だち”ということが“いいこと”と位置付けているのは、本人、家族に“克服のストーリー”を提起していることになるのでは・・・。アウトリーチの有働性と正当性に偏っていたように感じられました。「ひきこもりを生きる」を支援するという考え方の大切さも話し合われる機会も必要ではないでしょうか。松本さんはとても良かった。当事者と家族のお話も良かった。(60代学校関係者)
- 今日は、当事者の方や講師の方から話を聞くことが出来ました。受け入れることやアウトリーチの大切さを学ぶことが出来、良かったです。(20代沖大生)
- 当事者、親、専門の先生からの意見があった。その面ではとても良い話が聞けたので良かった。(20代沖大生)
- 谷口さんの話を聞き、「価値観のチャンネル」を合わせることにとても共感を覚えました。被支援者が相談しやすい環境づくりは大切だと思った。私も4月から佐賀に進学するので、もしよければ谷口さんの下で支援ボランティアを行いたいと思った。(10代学生)
- ひきこもり支援は本当に難しいことなんだなと感じました。心を閉ざした人を相手とするため、様々な方法を使ってその人とつながろうとし、社会復帰やその後のケアもしっかりやろうとしていることが分かりました。また、当事者としての崎原さんの話も貴重なもので、実際にあったけど体験して、何がイヤなのかといったことが聞けて良かったなと思いました。(10代学生)
- 谷口仁史氏の具体的事例を通しての講演は、説得力があり、大変参考になりました。(60代主婦)
- ひきこもりの現状と対応について、県外の先進的な取組と県内当事者の具体的なお話が聞けてよかったです。ふりかえり発表(ちょこさん)が素晴らしかった!(50代公務員)
- 夜釣りなど、谷口さんの対応に感動した。(40代会社員)
- 支援のあり方について、重要なポイントがわかり良かった。特に相手を理解する為の情報収集、価値観のチャンネルを合わせることの大切さを学びました。(50代会社員)
- 私自身、福祉職に携わるかで、自宅訪問で利用者と関わる機会があります。今日、谷口さんの講話を聞くことができ、アウトリーチについてヒントをもらうことができました。枠にありながらも、枠にあてはまりすぎないように相手が受け入れてくれるポイント探し。利用者が自分の力に気づき、一歩踏み出せるサポートを心かけていきます。(30代福祉事務員)
- 親もどうにか良くしたいと思ってしている行動が逆に子どもを傷つけることがある。世の中のシステムにあてはめることで苦しむことがある。普通、常識、当たり前って何だろうと考えさせられました。その人のありのままを受け入れて、本人もありのままでいいんだろうという安心、安全な環境を社会として共有できる時が来たら良いなと感じました。私自身も何ができるか考えていきたいと思います。(30代会社員)
- いい時間を過ごせたと思います!大学への課程での無業者が多いんだなと思いました。シンポジウムは当事者の意見をきけるのは良いけど、要点がまとまっていないように思える所がある。もう少しある程度の台本があるといいなと思う。(10代学生)
- ひきこもりの支援を行う上でのポイントを知ることができてよかったです。当事者の気持ちが理解しました。いかに本人の気持ちに寄り添いながら支援するかがポイントと思いました。いろいろ工夫する必要性も感じました。(60代公務員)
- 谷口さんのお話をもっと聞きたかったです。シンポジウムの時間は長かったです。(50代精神科医)
- 旧正のため、前半しかいられないが、谷口さんの経験に裏打ちされた工夫の数々が目からウロコだった。TV番組のポイントをついたコメントもグッとくる内容で、参考になった。国がアウトリーチに全額つぎこんで支援してくれるのがありがたい反面、そこまで深刻だという裏返しなので、複雑な気持ちにもなった。(40代一般)
- 大変勉強になりました!(40代公務員)