2022.07.04#その他
国際問題のケースワーカー 故平田正代さんのご遺族より箏を寄贈いただきました。
国際福祉相談所の所長などを務め、国際福祉のケースワーカーとして問題解決に取り組まれた平田正代(ひらた・まさよ)さんのご遺族より、本学へ箏の寄贈を賜りました。
今年、4月に享年82歳でお亡くなりになられた平田さんは、1967年に国際福祉相談所の前々身である国際福祉事業団沖縄代表部に所属し、国際福祉のケースワーカーとなり、国際結婚や離婚、無国籍児の問題発信や国籍法の改正に力を発揮するなど、さまざまな課題解決に尽力されました。県内の児童養護施設のカウンセラーや法定通訳も務め、本学でも毎年ゲスト講師として学生へ戦後沖縄の女性を取り巻く問題や国際相談をテーマに講義いただきました。
経法商学科教授の成定洋子先生が平田さんと同じ職場の同僚であった縁から、今回寄贈頂く運びとなりました。
寄贈いただいた箏は、大切に弾かれていたと拝察し、琉球芸能部で大切に使わせていただくことになりました。琉球芸能部で箏を担当している経法商学科4年次與那嶺彩さんは今月17日に行われる「沖縄タイムス伝統芸能選考会(筝曲部門「優秀賞」)」を受験予定で、早速練習で使わせていただき、資格取得にがんばりたいと話していました。
平田さんのご冥福を心からお祈りするとともに、深く感謝の意を表したいと思います。