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2023.05.25#地域連携

『不登校の子どもたちを大学に招いて 交流会開催』名城ゼミ

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5月25日、福祉文化学科、名城健二先生のゼミ(3年4年合同ゼミ)では、児童福祉事業所に通う子どもたちを大学に招き、交流会を開催しました。

来校したのは名城先生がアドバイザーを務める児童福祉事業所「グットトライ」(嘉手納町)に通っている中高校生4人です。名城先生は昨年9月から嘉手納町と連携し、経済的に厳しい家庭や不登校、ヤングケアラーなど行政による既存の支援事業が届きにくい児童生徒を対象に支援をすすめる活動を行っています。

今日の交流会では、まずアイスブレイクとして、4班に分かれ「ちょこっとチャット(コミュニケーションカードゲーム)」を行いました。カードにはお題が書かれていて、その質問に答え、楽しみながら社会性を育てるコミュニケーションゲームです。例えば「あなたが憧れている人はだれですか」「バレンタインデーという言葉を聞いて思い出すことはなんですか」といった質問がカードには書かれていて、名城先生は「バレンタインデーはチョコかな」と答えたことで学生が「何個ぐらいもらったんですか、先生?」と会話が広がっていっていました。(ちなみに名城先生は「数個」と答えていました。)

この日までに、ゼミ生たちはどんなゲームなら打ち解けやすいか等、何度も話し合いを重ね、準備を進めてきたそうで、そのかいもあって、子どもたちも緊張せずに、楽しくゲームに参加していました。その後も、絵しりとりや禁止言葉ゲームなどを行い、約2時間の交流会は和やかなうちに終了しました。

名城先生は「今回の取り組みを通して、子どもたちが大学に興味を持ち大学生になりたい等、夢を抱くきっかけづくりや、視野を広げる機会になれば良い」と話をしていました。

4年生の玉那覇陸登さんは、「子どもたちは、普段大学生と話すことなどないと思うので、貴重な時間になったんじゃないかと思います。私自身も高校生や中学生のときに居場所等がもっとあればよいなと感じていたので、このような楽しめる場所が増えるといいですね。この活動が、子どもたちにとってなにかプラスになることがあるかもしれないので、取り組みを続けていけたらと思います。将来は児童福祉に係わる仕事に就きたいと思っているので、今日は、子どもたちと一緒に楽しみながら、とても良い経験となりました。」と話してくれました。

子どもたちと学生との交流会、次回は7月に予定されています。