『「伝える」をテーマに！シアタードーナッツ宮島真一さんゲスト講師』Miltiadis Beratlisゼミ

6月3日、国際コミュニケーション学科Miltiadis Beratlis先生のゼミ（基礎演習Ⅰ・2年次）では、沖縄市にある映画館「シアタードーナツ」のオーナー、宮島真一さんをお迎えしての講義が行われました。宮島さんは、シアタードーナツがどのように始まったのか、単に映画を上映する場所ではなく、人と人とがつながり、心を nour（養）い、地域を元気にするための空間を目指したことなどを語ってくださいました。

今回の講話の全体的なテーマは、「伝える」。宮島さんは、物語やアート、日々のちょっとした行動までもが、人と人とをつなぎ、心から大切なものを伝える手段になり得ることを強調されていました。また、「心の栄養」という考えについても話してくださいました。みんなで映画を観て、一緒に笑い、泣き、そして振り返ることが、私たちの心を豊かにしてくれる。そのような体験が、現代の忙しさや孤立の中で忘れられがちだということを改めて感じさせてくれました。

講義の最後には、自分たちの活動である映画や写真、文章、教育、地域活動などを通じて、どうすれば人が「心の栄養」を与え合い、受け取り合えるような空間をつくることができるかを考えてみてほしいと語りかけてくださいました。宮島さんのお話は温かく、そしてユーモアにあふれ、学生たち一人ひとりの今後の活動に、刺激を与える、時間となったようです。