2025.06.25#その他
留学生のキコウテンさん、戦後80年全戦没者追悼式で献花
6月23日に行われた、沖縄全戦没者追悼式に留学生のキコウテンさんが献花者として参列しました。
今年は戦後80年の節目の年になることから、沖縄戦犠牲者の関連国・地域にゆかりのある若者による献花をお願いしたいと県からの依頼があり、本学国際コミュニケーション学科に留学中のキコウテンさん(台湾・協定校輔仁大学)が参列しました。また、学内で行っていた折り鶴プロジェクトとで制作された折り鶴1000羽を式典終了後に平和記念堂に奉納しました。

留学生たちによる献花(右端がキコウテンさん)



キ・コウテンさん(国際コミュニケーション学科留学生、台湾・協定校輔仁大学日本語学科4年生)
慰霊の日に式典で献花したことについて
戦後80年という節目に、貴重な経験ができたと思っています。式典では副知事の隣に座り、とても緊張しましたが、より沖縄戦についても学びたいという気持ちになりました。今後は沖縄の人にとって「慰霊の日」はどんな日なのか、想いなどについても若者に聞いてみたいなと思います。私自身、「平和」はとても大事だと思っています。台湾も中国のことなどいろいろ課題があるなかで、多くの人と対話し、相手を理解して、平和について考えていきたいとも思っています。
沖縄大学に留学した理由は
台湾と沖縄は地理的にも近くて、行き来しやすいですし、台湾人は沖縄が大好きです。私は日本のテレビ番組の影響で日本がとても好きになりました。沖縄の文化や観光地をもっと知りたくて、沖縄大学でへの留学を決めました。沖縄とは食文化も似ていますし(中身汁など…)、過去の歴史や文化をみても学ぶにはとても良い選択をしたと感じています。
今後の夢や目標について
留学中の目標は沖縄の離島も訪れてみたいです。大学卒業後はすぐに就職ではなく、台湾は徴兵制度がありますから軍隊に入ります。その後は、日本の企業に就職できたらと考えています。日本が好きですし、日本の企業は福利厚生などがすばらしいと感じているからです。台湾と日本との懸け橋になるようにがんばりたいです。