2025.12.12#地域連携
『お年寄りのライフストーリーを1冊の本に!』玉木ゼミ
福祉文化学科玉木千賀子先生のゼミでは、高齢者らのライフヒストリーを聞いて本にまとめる取り組みをしています。今年度は4年生のゼミ生11人が3つの班にわかれ、首里にある多世代型交流の場「ゆんたくばぁ~めぐみ」に集う3人の高齢者の本を完成させ、昨日(12月11日)に贈呈式を行いました。
会では、学生たちが制作過程で感じた取材対象者3人の人生のターニングポイントについてやそれぞれの生き方、人柄についてのお話があり、この日集ったお年寄りたちも、友人たちのこれまでの人生の物語について、熱心に耳を傾けていました。学生たちからは、「戦争中のお話はとても辛い記憶を抱えて必死に生きてきたことが伝わりました。貴重なお話を伺い、わたしたちはきちんと継承していかなければならないと思いました」、「今回の聞き語り本の制作では人とのつながりをより大切にしていきたいと強く思い、想像を超えた学びと成長を得ることができました」とお年寄りとの交流や紡いでくださった言葉から、たくさんの勇気をもらえたとの報告もありました。本を贈呈された勝連鈴子さんは「この活動は、とても素晴らしいです。若い方たちと話しをして交流できて、84年生きてきて、こんな最高のプレゼントをもらえてとても嬉しいです。」と感想を話してくれました。学生たちが心を込めて制作した本や、人生の先輩たちに向けての温かい言葉などに、集まったひとたちにとっても、とても素敵な時間となりました。
この模様はNHKの夕方のニュース(12月16日)で放送予定です。






