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2021.01.15#その他

『オキダイで20歳に!⑥』経法商学科 金城秀樹先生

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沖縄大学で20歳を迎える新成人たちを今週は紹介しています。学生だけではなく、沖縄大学に勤めて20年の節目を迎えた教職員にもお話しを伺いました。

6回目は、経法商学科の金城秀樹先生に20年を振り返っていただきました。

金城秀樹先生(専門分野:計算機科学、データベース入門、情報とシステム)

20年を振りかえって

あっという間の20年でした。その時々、目の前のことに取り組んでいたら20年経っていたという印象です。しかし、この20年を改めて振り返ると、接する学生は大きく変化したと感じますし、共通科目の情報系教育を担当している観点からは、変化が激しい20年でした。着任当初は情報化社会の高まりから、社会人向けの講座も開講していましたし、高等学校で『情報』が必修となり、ICTの利活用に長けた学生と苦手意識を持つ学生が一緒に入学してくるようになりました。このような時代の変化に対応しながら情報教育に取り組んできました。ICTは幅広い分野で活用されていますので、教える立場としては、今後も個々の学生のICTスキルを考慮しながら、時代の流れに伴うニーズの変化に対応していかなければいけないと感じています。

コロナ禍で情報教育の役割について

本学では、コロナ禍のオンライン講義などにおいて、いろいろなツールを提供することができました。一方で学生の立場からすると、オンライン授業の形態が複数あり、キャッチアップすることは大変だったろうとも思います。このような問題については、今後改善できるよう取り組む必要があると思います。ICTの進歩に伴い、今後も、新たな機能やサービスが登場してくると思いますので、積極的に情報を収集しつつ、押し付けではなく、本学に適した形で、提供していく必要性も感じています。

沖縄大学としての変化について

大学の改革として大きかったと感じるのは、二部(夜間)の講義がなくなったことでしょうか。二部のあったころの社会人学生との触れ合いは、地元の現状やニーズを知ることができる機会として貴重でしたし、いい意味での緊張感も高かったと思います。地元に根差した大学として、地元に求められることを意識する必要があるかと思いますし、わたしのテーマのひとつでもあります。

現在は夜間の学生数分、昼間に通学する学生数が増えたことで、学生の進学目的の幅が広がったと感じています。学ぶ内容や卒業後のビジョンが明確な学科に比べ、選択の幅が広い経法商学科としては増していく学生のバラエティーに対しての対応が十分かを定期的に確認しながら進めてはいますが、より細やかに対応していくことが必要ではないかと感じています。

組織としては、昔の教員の会議は長時間におよびましたが、その分議論をしっかり行えていたかと思います。最近は、会議が短時間で終わることが多く、効率という点ではよくなったと思いますが、議論への参加については十分ではないかもしれないとも感じます。

沖縄大学に勤めて良かったこと

沖縄大学に勤める前は、所属する研究領域内での付き合いが主でしたが、本学では学科内でも、異なる研究領域の多種多様な方々と関わりがもて、新鮮に感じることが多く、視野を広げられたと感じています。

今後の目標について

これまでは、共通科目担当教員のため1年ゼミのみ担当していましたが、学科のカリキュラム改革に伴い専門ゼミを担当するようになり、着任20年目となる今年度、初めて4年生を指導し送り出すことになりました。最終学年の学生ですので、ゼミ活動以外でも相談等しやすいよう、これまで以上にゼミ生と良い関係を築いていきたいと、努めてきた一年でした。今後も、学生の学びを深めていけるよう、そして良い関係を築いていけるよう、常に心がけ取り組んでいきたいと考えています。

今後の沖縄大学へ期待すること

地元に根差す大学として、今以上に、地元の方々に必要とされる大学になっていけたらと思います。一教員として努めていきたいと考えています。

メッセージ

ますます変化の激しい時代になると思いますが、一緒に頑張っていきましょう!

金城秀樹先生をよく知る、八幡幸司先生(経法商)から一言!

これまで本学の情報系科目担当教員、またマルチメディア教育研究センターの一員としてご尽力されています。
同じ情報系担当教員として、すごく頼もしい存在です。特に、何事にも丁寧に対応する姿勢は、尊敬しています。