新城 正紀

教員紹介

健康栄養学部管理栄養学科

新城 正紀 (SHINJO Masaki)

所 属健康栄養学部 管理栄養学科
専 攻公衆衛生学、疫学
学位(発行機関)博士(医学)(琉球大学)
モットー継続は力、未来に向かって前進
研究活動
 現在は、IPV(Intimate Partner Violence、親しいパートナーからの暴力)に関する研究に取り組んでいる。具体的には、日本学術振興会科学研究費:(平成25~27年度 基盤(C) 課題番号25463570)により、IPV発見認識尺度(DRS-IPV, Detection and Recognition Scale for Intimate Partner Violence)を開発し、(平成28~30年度 基盤(C) 課題番号 16K12107)により、DRS-IPVの有効性の検討を行っている。IPVは公衆衛生上の重要な課題である。パートナーとの素敵な関係性の構築には、支配的でない対等な関係でお互いを尊重することが大切である。IPVは潜在していることが多く、被害者は自ら受けている暴力を認識することや訴えることが難しく、支援を受けることが困難な事例がある。私は、これらの暴力の可視化に取り組んでいる。
 これまでの主な研究は、熱代謝、学校感染症、がん登録、HIV・エイズ、結核、JICA専門家としてラオス国公衆衛生プロジェクトにおける村落調査に参画、高齢者の保健医療、こどもの事故、難病、暑熱順化、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、たばこ対策、海洋危険生物、児童虐待、臨床看護師の看護実践能力開発プログラムの開発、臨床看護職者のIPV認識尺度の開発など、である。
沖縄大学では、健康と栄養および管理栄養に関する研究にも取組みたい。
教育活動

 1992年5月に琉球大学医学部医学科保健医学講座(現:衛生学・公衆衛生学講座)に着任し、医学教育に携わった。7年間の在任中にラオス国公衆衛生プロジェクトにJICA専門家として参画した。1998年に琉球大学から博士(医学)の学位を取得し、1999年4月に開学した沖縄県立看護大学講師に就任した。沖縄県立看護大学は、開学まもなくして上田礼子初代学長のリーダシップにより、学部一期生が卒業する年に大学院を設置する準備を開始した。大学院博士前期・後期課程は、当初予定の1年遅れの2004年4月に設置された。私は大学院の設置に尽力した。2003年6月に教授、2004年4月に大学院兼任の教授に就任した。学部では、公衆衛生学、疫学、統計学および卒業論文などを担当した。また、大学院博士前期・後期課程では、地域保健看護特論Ⅰ・Ⅱ、特別研究Ⅰ・Ⅱ、疫学・保健統計Ⅰ・Ⅱなどを担当した。さらに、学外の教育活動(非常勤)として、沖縄大学健康スポーツ・福祉専攻「衛生・公衆衛生学」、名桜大学「統計学」、沖縄女子短期大学、沖縄県立看護学校、沖縄看護専門学校、ぐしかわ看護専門学校、北部看護学校および那覇市医師会立看護学校などにおいて「公衆衛生学」の講義を担当した。

所属学会

日本公衆衛生学会、日本疫学会、日本看護科学学会、American Public Health Associationなど

著作・論文
1.) Matsuyo Inoue, Miyoko Uza, Masaki Shinjo, Itsuko Akamine. Development of a clinical nurse recognition scale for female intimate partner violence patients. Japan Journal of Nursing Science, 13, 437-450, 2016. (doi:10.1111/jjns.12124).
2.) Itsuko Akamine, Miyoko Uza, Masaki Shinjo, Eri Nakamori. Development of competence scale for senior clinical nurses. Japan Journal of Nursing Science, 10(1), 55-67, 2013.  (DOI:10.1111/j.1742-7924.2012.00210.x).
3.) Beverly M. Henry, Reiko Ueda, Masaki Shinjo, Chieko Yoshikawa. Health education for nurses in Japan to combat, Nursing and Health Sciences, 5, 199-206, 2003
4. )Seasonal Variation in Mortality from Ischemic Heart Disease and Cerebrovascular Disease in Okinawa and Osaka the Possible Role of Air Temperature. Hideo Tanaka, Masaki Shinjo, Hideaki Tsukuma, Yoshikazu Kawazuma, Saneo Shimoji, Noriko Kinoshita, and Toshihiko Morita. Journal of Epidemiology, 10(6), 392-398, 2000.
5. )新城正紀、有泉誠、等々力英美、恩河尚清、金城英子.戦後沖縄の結核対策に関する調査研究―保健所活動を中心に―.民族衛生、63(6)、362-373、1997