新城 澄枝

教員紹介

健康栄養学部管理栄養学科

新城 澄枝 (SHINJO Sumie)

所 属健康栄養学部 管理栄養学科
専 攻基礎・応用栄養学
学位(発行機関)家政学士(琉球大学農学部家政学科)、 栄養学修士(女子栄養大学大学院)
モットー「信仰と希望と愛」 その中で最も大いなるものは「愛」である。
研究活動および教育活動

 1970年4月琉球大学農学部家政学科栄養化学専攻研究生として「女子学生のビタミンCの摂取量と早朝尿への排泄量との関係」に関する研究の機会を与えていただいた恩師により私の研究人生はスタートいたしました。1973年3月女子栄養大学大学院栄養学研究科修士課程修了、同年5月から約25年間、琉球大学医学部保健学科にて看護教育、臨床検査技師教育に従事してまいりました。教育活動では、主に特殊栄養学、病態・代謝栄養学、卒業研究、修士論文指導補助を担当しました。研究活動においては、精製酵素や臓器切片を用いてエネルギー代謝、糖質代謝に関する基礎研究を行いました。また、病態モデル動物を用いた糖質代謝、脂質代謝の改善や疾病予防に関する研究、さらに沖縄食材の機能性に関する研究に従事してまいりました。1998年4月から定年退職までの14年間は、同大学教育学部にて栄養士、栄養教諭ならびに家政学修士の教育に従事してまいりました。教育活動では、学部・大学院における栄養教育・栄養指導分野の科目を担当し、研究活動では、ヒトを研究対象とした糖質代謝、脂質代謝の改善や疾病予防の研究ならびに沖縄の食と健康に関する研究に従事してまいりました。さて、本学における私の教育分野は、基礎・応用栄養学分野になります。主な担当科目は、生化学Ⅰ・Ⅱ、基礎栄養学、応用栄養学Ⅰ・Ⅱ、応用栄養学実習Ⅰ・Ⅱ、食品学各論、臨床栄養学各論Ⅲ(オムニバス)、生命倫理(オムニバス)、沖縄の食文化論(オムニバス)、沖縄の食の機能性研究論(オムニバス)、栄養総合演習、卒業研究等です。研究活動は、応用栄養学領域の研究テーマが考えられます。栄養士・管理栄養士養成の専門分野における研究は、食物の摂取という対象者の任意の行動(食習慣)に対して、栄養指導という形態での介入(行動変容を求める)なしには成り立ちえないテーマが多く、高度な介入技術が必要とされます。高度な専門知識や技術など徹底した事前準備を行った後、介入に入ります。科学的エビデンスに基づき食物摂取のタイミング、量や質の調節を行うことで、体内の代謝を改善して、より良い健康状態をもたらすことができます。共に学び「栄養の指導」を業とする喜び、プライドを共有しましょう。

所属学会
日本栄養改善学会、日本循環器病予防学会、日本学校保健学会、    
コレステロール研究会、沖縄県公衆衛生学会、南方資源利用技術研究会
著作・論文
〈著作〉
○「フリーラジカルによる脂質分解酵素への影響と動脈硬化発症機構」(『臨床成人病』Vol.24、東京医学社、1994年)
○「Effect of dietary tyrosine supplementation on resistance to acute stress in rats.」(『Serotonin in the central nervous system and periphery、 ed by Takada A, Curzon G』EXCERPTA MEDICA Amsterdam, 1995) 
○「沖縄県産食品のミネラル含量と県民の健康」(『南方資源利用技術研究会誌』 Vol.12、1996年) 
○「食物繊維の疫学」(『食物繊維ー基礎と臨床ー』土井邦紘、辻啓介 編集、朝倉書店、1997年) 
○「沖縄県内の地域集団における食事摂取の特性」(『最新医学』第53巻、最新医学社、1998年) 
○「沖縄の長寿食;食生活の実験的検証」(健康の科学シリーズ9『沖縄の長寿』、学会センター関西・学会出版センター、1999年) 
○「栄養と健康の“沖縄パラドックス”」(健康の科学シリーズ9『沖縄の長寿』学会センター関西・学会出版センター、1999年)
○「沖縄県民のミネラル摂取量と健康に関する研究」(『長寿の要因ー沖縄社会のライフスタイルと疾病ー』九州大学出版会、2000年) 
○「沖縄の食生活の実験的検証」(文部省委嘱 エル・ネットオープンカレッジテキスト『福寿社会の創造をめざしてー長寿県沖縄からの発信ー』高等教育情報化推進協議会、大日本印刷、2000年) 
○『栄養学英和辞典』(監修・編集代表 久木野憲司、山本 茂、金原出版、2002年) 
○「沖縄の食生活と健康・長寿」(『伝統食品の研究』No.29、2005年)
○「飽食時代の望ましい食生活」(『赤ちゃんから始める生活習慣病の予防』安次嶺 馨 編著、ニライ社、2007年) 
○『栄養学英和辞典 改訂第2版』(監修・編集代表 久木野憲司、山本 茂、金原出版、2008年) 
○「四群点数法を活用した糖尿病療養のための賢い食事管理」(ニライ社、2012年)
 
〈論文〉
○「女子学生のビタミンCの摂取量と早朝尿への排泄量との関係」(『琉球大学教育学部紀要』第16集、1972年) 
○「わが国における市販豆類のTocopherol 含量」(『女子栄養大学紀要』第 6号、 1975年) 
○「特異動的作用(SDA)の発現機構に関する研究(I)−栄養素による諸臓器組織の発熱量と特異的作用の関連について―)(『琉球大学保健学医学雑誌』第 1巻、1号、1978年) 
○「特異動的作用(SDA)の発現機構に関する研究(II)−栄養素による肝組織の発熱機構とSDAの起源について−)(『琉球大学保健学医学雑誌』第 1巻、1号、1978年) 
○「Steady-State Characteristics of Reconstituted Glycolytic Pathway and Regulation of Flux of Pathway by Cooperation of Metabolites and Enzymes.」(『Ryukyu Univ.J.Health Sci.Med.』Vol.3,No.2、1980) 
○「蛋白質摂取量とエネルギ−利用効率の関係」(『必須アミノ酸研究』No.122, 1989年) 
○「食事大豆たんぱく質が体脂肪量に及ぼす影響」(『大豆たん白質栄養研究会会誌』Vol.11,(1), 1990年) 
○「食事中の核酸がマウスの感染抵抗力に及ぼす影響」(『必須アミノ酸研究』No.129, 1991年) 
○「分離大豆たん白質の制癌作用に関する研究」(『大豆たん白質栄養研究会会誌』Vol.12(1), 1991年) 
○「食事ビタミンEあるいはCが老化促進マウスの寿命と組織ヒスチジノアラニン量に及ぼす影響」(『必須アミノ酸研究』No.133, 1992年) 
○「Influence of time lag in amino acid absorption on nitrogen retention in rats.」(『The Journal of Nutritional Biochemistry』Vol.3, 1992) 
○「Effect of Intraperitoneally Administered Nucleoside-Nucleotide on the Recovery from Methicillin-resistant Staphylococcus aureus Strain 8985N Infection in Mice.」 (『Journal of Nutritional Science and Vitaminology』Vol.38(2), 1992) 
○「Comparative Effect of Casein and Soybean Protein Isolate on Body Fat Accumulation in Adult Rats.」(『Journal of Nutritional Science and Vitaminology』Vol.38(3), 1992) 
○「Suppressive Effect of Kuroawabitake on Blood Sugar in Streptozotocin-Induced Diabetic Mice.」(『Ryukyu Medical Journal』Vol.12,No.4,1992) 
○「Suppressive Effect of Kuroawabitake on Serum Cholesterol in Rat.」(『Ryukyu Medical Journal』Vol.12, No.4, 1992)○「摂取食品数からみる女子大生の食性の解析」(『栄養学雑誌』Vol.50(5)、1992年) 
○「Effect of Meal-Timing on Body Weight Gain in Young Women」(『Ryukyu Medical Journal』Vol.13(1), 1993)
○「The Effects of Oral RNA and Intraperitoneal Nucleoside-Nucleotide Administration on Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus  Infection in Mice.」(『Journal of Parenteral and Enteral Nutrition』Vol.17(2), 1993) 
○「Effect of glutamineーsupplemented diet on response to MRSA infection in mice.」  (『Journal of Nutritional Science and Vitaminology』Vol.39(4), 1993) 
○「Favorable effects of egg white protein on lipid metabolism in rats and mice」(『Nutrition Research』Vol.13, 1993)○「In vivo formation of oxidatively modified low-density lipoprotein and its inhibitory effects on cholesteryl ester hydrodases in the rat.」(『Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition』Vol.16(1), 1994) 
○「調査回数の増加にともなうデータ蓄積の飽和増加曲線形成の解析:食事回数の増加にともなう摂取食品品目数の蓄積状況を具体例として」(『琉球医学雑誌』14(3), 1994) 
○「調査回数の増加に伴うデータ蓄積における媒介律の適用とその理論的考察」(『琉球医学雑誌』14(3), 1994) 
○「調査回数の増加に伴う蓄積データの飽和値決定法」(『琉球医学雑誌』14(3), 1994年)
○「大豆ホエイたん白質が肝臓癌に及ぼす影響」(『大豆たん白質研究会会誌』Vol.15, .1994年)
○「Tobacco smoke exposure alters cholesteryl esterase activities and causes accumulation of cholesteryl esters in the rat aorta.」(『J Clin Biochem Nutr』Vol.18, 1995年) 
○「沖縄の食生活年代史」(『民族衛生』Vol.61, 1995年)
○「沖縄県老人福祉施設入居, 80歳代女子の栄養摂取状況」(『民族衛生』Vol.61, 1995年)
○「豆腐類のトリプシンインヒビター活性の測定」(『大豆たん白質研究会会誌』Vol.16, 1995年)
○「沖縄寄せ豆腐がマウスの皮膚癌に及ぼす影響」(『大豆たん白質研究会会誌』Vol.17, 1996年)
○「Trypsin inhibitor activity in commercial soybean products in Japan」(『Journal of Nutritional Science and Vitaminology』Vol. 43, 1997)
○「化学的に誘発したラットの潰瘍性大腸炎に及ぼすグルタミンの影響」(『必須アミノ酸研究』No.149、1997)
○「化学的に誘発したマウス皮膚癌に及ぼす大豆トリプシンインヒビターとイソフラボンの効果」(『大豆たん白質研究会会誌』第18巻、1997年)
○「沖縄の豆腐料理に用いられる他食品品目の種類」(『人と自然』No.8、1997年)
○「Current Status of Personal Health Care Practices among Adult Women in OkinawaーProblems with Health Care in Japan and Necessity of Psycho-Social Actionー」(『民族衛生』第64巻、1号, 1998年)
○「沖縄県民のミネラル摂取量と健康に関する研究(1)ー沖縄県民における飲料水中のミネラル濃度ー」(『ノートルダム清心女子大学紀要』第22巻、第1号、1998年)
○「化学発がん剤で誘発されたラット乳癌に対する大豆のトリプシンインヒビターとイソフラボンの抑制効果の比較」(『大豆たん白質研究』Vol.1(通巻19号)、1998年)
○「栄養学年代史ー栄養学上重要術語の起源ー」(『中村学園研究紀要』第31号, 1999年)
○「Effect of Dietary Vitamin E Supplementation on Murine Nasal Allergy」(『The  American Journal of the Medical Sciences』Vol. 318, 1999年) 
○「脳のグルコース消費一定の原理ー理論的アプローチからの回答ー」(『医学と生物学』第138巻、第3号、1999年) 
○「沖縄県内の地域集団における脂質摂取状況と血清脂肪酸組成」(『女子栄養大学栄養科学研究所年報』7号、1999年)○「Effect of single essential amino acid excess during pregnancy on dietary nitrogen utilization and fetal growth in rats.」(『Asia Pacific J Clin Nutr』Vol.8(4), 1999年)
○「沖縄料理に関する研究ー文献調査ー」(『女子栄養大学栄養科学研究所年報』7号、1999年)
○「イソフラボンとトリプシンインヒビターの制癌作用に及ぼす食事たんぱく質の影響」(『大豆たん白質研究』Vol.2(通巻20号)、1999年)
○「低蛋白食ラットの肝脂肪球のNIH-imageの画像解析」(『医学と生物学』Vol.144(6)、2002年)
○「Antihypertensive and Hypocholesterolemic Effects of Tofuyo in Spontaneously Hypertensive rats」(『Journal of Health Science』Vol.50(6), 2004年)
○「延吉市200名朝鮮族漢民族老年人膳食栄養状況的調査」(『衛生研究』Vol.34(1), 中国 2005年)
○「地域在宅高齢者における日常生活体力の実体」(『琉球大学教育学部紀要』第67集、2005年)
○「食事の実測による若年女性のトランス酸摂取量」(『日本栄養・食糧学会誌』第61巻、第4号、2008年)
○「Intake of Trans Fatty Acid in Japanese University Students.」(『J. Nutr. Sci. Vitaminol.』Vol.56, 2010)
○「学校給食における食物アレルギーの対応の開始を困難とさせる要因に関する研究」(『日本給食経営管理学会誌』Vol.7(1)、2013年)
○「The Relationship Between the Status of Unnecessary Accommodations Being Made to Unconfirmed Food Allergy Students and the Presence or Absence of a Doctor’s Diagnosis.」(『Children.』Vol.2 (2)、2015)