平野 貴大

教員紹介

人文学部福祉文化学科

平野 貴大 (HIRANO Takahiro)

所 属人文学部 福祉文化学科
専 攻社会福祉学
学位(発行機関)社会福祉学 修士(立教大学)
研究活動
 現在まで、福祉と情報の2つをキーワードとして、福祉分野における情報化または情報共有から利活用について、利用者の視点と支援者の視点から研究を行ってきました。
 利用者の視点からは、福祉サービスの利用者主体の確保や支援の可能性について、高齢者のパソコン教室などを中心としたシニアネット活動や、インターネットの活用による遠隔地からの社会参加の可能性などについて、実践的取り組みを通じた検討を行ってきました。
 また、支援者の視点からは、地域包括ケアの進展の中で多職種連携の実践、円滑化に向けた情報共有や活用のあり方、具体的な情報システムの構築について検討を行ってきました。データベースやAIの可能性を含めた情報システムの企画、開発といったハード面に関する研究開発から、実際の現場での情報システムの運用、支援に関する情報の共有や連携の方法の検討といったソフト面の検討を行っています。この内容に関連して、医療分野での情報セキュリティのあり方に関する検討や多職種連携教育の具体的方法論に関する研究などを他大学の先生と共同で行っています。
 福祉分野というと、対人援助の印象が強く、情報というと縁遠く感じられるかも知れませんが、より良い支援を行うためには多くの情報が必要です。その情報を共有し活用するための方法論について、研究を続けています。
教育活動
 現在まで、福祉・保育系の大学で理論系の授業から実習や演習などの実践系の授業まで幅広く担当してきました。
 また、コンピュータ関連の情報教育の授業でも、ただ、使うということや資格を取ることを目標にせず、福祉や保育を学ぶ学生が、実習場面や将来の福祉、保育の現場で使えるコンピュータ操作の技術や知識について、実践的な形で授業を行ってきました。
 すべての授業で共通して考えてきたことは、いかに情報を集め、活用することができるかを意識してもらうことです。
 本学で私が担当する福祉分野、特に福祉実践の場面では、いかにして支援を必要としている人のこと、その周囲のことを知るかが重要です。それぞれの人が持っているニーズに対して、どのような支援ができるか考えるためには、その人がどんな人か、どんな環境で生活しているのか、住んでいる地域にはどのような社会資源があるのかなど、多岐にわたって情報を集めることが必要になります。
 情報というと、コンピュータなどのモニター越しのデジタルなものの印象が強くなりがちですが、実際には、自身が実際に見聞きしたこと、五感で感じたものも大きな情報源になります。多様な情報源から情報を集め、支援の場面で活用できるのか、学生に伝え、考えるきっかけになればと考えています。
所属学会

日本社会福祉学会、日本コミュニティ心理学会、日本福祉介護情報学会、ITヘルスケア学会

著作・論文
【書籍】
・公認心理師必携テキスト 共著
 平成30年4月 学研メディカル秀潤社
 
【論文】
・医療・介護連携における課題 〜情報共有に着目して〜
平成30年3月 人間関係研究(大妻女子大学人間関係学部)
・社会福祉協議会における福祉情報化の取組-1
令和元年7月 福祉情報研究(日本福祉介護情報学会刊行)
・心理職の多職種連携教育に関するルーブリック作成の試み:日本コミュニティ心理学会第22 回大会 自主ワークショップでの取り組みより令和元年9月コミュニティ心理学研究(日本コミュニティ心理学会刊行)